Kai

仁義なき戦いのKaiのネタバレレビュー・内容・結末

仁義なき戦い(1973年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃいい…。
半世紀も前の映画なのに、むしろ新しいとすら感じる。名作とはこのことか。

広能(菅原文太)は山守組に入り、親兄弟となる契りを交わす。
ヤクザの交わす盃は、利害を超えて絶大な信頼関係をもたらすものだった。
だが、抗争の中で組員の関係はバラバラになっていく…
極道の仁義とはなんだったのか?

広能に坂井が怯えるシーンは象徴的。
「俺のことまで信じられんようになったか」

1人になっても仁義を貫く広能が、結局は親分に切り捨てられ能無し呼ばわりされるシーンは、広能の立場を思うと泣ける…。

ラストの坂井の葬式、こんなことしてもらってもお前も嬉しくねえだろうと芳名板を次々に撃つシーンはもう最っ高…。
「山守さん、弾はまだ一発残っとるがよ」
くぅ…よすぎる……。
Kai

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