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独裁者と小さな孫のENDOのレビュー・感想・評価

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)
4.0
革命に命を掛け、テロを遂行したものが、彼の命を救うよう懇願し、負の連鎖を止めようとする姿に涙するしかない。
前半の逃走劇の怖さ。一夜にして地獄と化す。
グルジアン・ブルースが無骨で乾いてて、
涙を誘った。本作の主人公はサシャ・バロン・コーエンのdictatorみたいに、改心するわけでもないが、国民の不遇を目の当たりにして心を痛める人間としての血は流れている。それでも、処刑や粛清を平気でやってのけるのが人間なのか。血塗られた民主主義は、結局、ポピュリズムと化しその代表するものがまた独裁者となる運命なのかも。
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