このレビューはネタバレを含みます
20250303 自分用忘備録
習作というべき作品であり、脚本も濱口さんではなく、濱口映画一流のスリリングな掘り下げはない。
なにが、なぜ映っているのかというアレ、例のどきどきはこの映画にはない。むしろ、何をどう写し撮ろうか、どう撮れば何が映るのか、試行錯誤して考えている痕跡が画面から伝わってくる。自分は濱口さんのファンなので、そんなことすらむしろ嬉しい。作家には「若書き」という言葉があるが、これを「若撮り」といっては失礼にあたるだろうか。いい意味でそう言いたい。
自分はまた、河合青葉さんのファンでもある。少しでも映っていればそれだけでも嬉しい。濱口作品に映っていたら猶更うれしい。
楽しみました。