外見vs中身の議論の行く末に出てくる屁理屈の思考実験みたいだなって、ちょっと思う。友達と議論しながら(時々黙り込んで)観てたけど、結局2人で首傾げちゃったなあ。とても面白かったけど。
外見が変わったって愛し続けられるという自信は謎にあるけれど、何も蓄積されない中で愛せるかと言われると無理だな、というか、もはや話が違うだろ〜って感じがしたな。
複数1役とかって、きちんと役をどこかで感じることが多い気がするんだけど、そういうのが一切なくて、笑い方も話すテンポも歩く背中も「彼」が見えなくてそれが悲しかったなあ。というかキム・ウジンがどういう人なのかは全く分からなかった。
それだけ外見に彼自身が影響されているということなのか。話す言語も違うって最早それはなんなんだ(そういえば変わるのは国籍じゃないだろって思うし、なんかそこの表現なのか翻訳なのか、は嫌だった)
イスが本当にかわいくって、頑張ってて、それでもう映画としては十分だったけど、私が彼女の周りにいたら、全部事情が分かっていようがいまいが、望む展開はまた違うんだろうなあ。うーん、難しかった。
