サバイバル映画としても、家族間での絆としても、現代社会に対するアンチテーゼとしての見方ももできる多面的な映画でとても面白かった。
個人的には哲学的な部分が好きだった。私は哲学に詳しいわけではないが、デカルトの「方法序説」の中にある「世界の秩序を変えるよりも自分の欲望を変えよ」やヘンリーデイビッドソローの「人生の奴隷ではなく人生のリーダーとなる」などの哲学者の考えに納得いくような映画だった。
監督もヘンリーデイビッドソローに影響を受けていると思われるので、この映画を気に入った人は彼について調べたら楽しいと思う。
