マツモトタクシー

はじまりへの旅のマツモトタクシーのネタバレレビュー・内容・結末

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

森で生活する家族が都会に出てきて文化の違いなどでトラブルを巻き起こす話
「クロコダイル・ダンディ」の家族版かなと勝手に想像していたのですが思ったより深い内容でした🌳

ベンとレスリーは6人の子供達と山の奥深く森の中に住んでいる🌲
アメリカ社会に希望を見出だせない2人は子供達に勉強からサバイバル術、ヨガ、哲学、狩り等を森で教え込み育てていた

妻のレスリーは精神的に病んで行き自ら命を絶ってしまう
義理の父には「君の責任だ!葬儀には出ないでくれ!」と言われる
仏教に改宗した妻は火葬をのぞんでいたのでキリスト教の土葬には反対すると抗議に向かうが。。

それぞれの家庭にはルールがあり
他の家では許されることが駄目だったり
逆の場合もあるだろうし
それに哲学や教育方針、宗教が絡んでくると中々折り合えない

この映画は悪い人は出てこなくてお互いの考え方が違うだけでどちらの話も解るぶん余計に折り合いが難しい

最後の弔いは「ガンズ&ローゼズ」の「スイート・チャイルド・オブ・マイン」水辺で家族全員で歌って見送るとても素敵なシーンでした☺️
しかし、義理の父親側にたつとただの死体損壊罪。。うーん難しい

ラストは「I shall be released」