Renkon

クリード チャンプを継ぐ男のRenkonのレビュー・感想・評価

4.1
血は争えないという言葉がある。
大統領の息子は大統領になるし、ディープやキンカメの仔はやっぱりよく走る。
そして俺も。子どもの頃は特に意識していなかったが、親父に似てるのかなぁ〜と思う節が年々ともかく増えた。
昔だったら考えられない事だが、最近では親父に相談する機会も増えた。といっても女や競馬の話ばかりだが。

今作のドニーも偉大なボクサー、アポロ・クリードの血を思いっきり受け継いだ。
脈々と流れるファイターの血をたぎらせた彼は、人生について回る「クリードの息子」というコンプレックスを跳ね除けるべく、亡き父の戦友に師事を受けるため一路フィラデルフィアへ向かうのであった。

アポロの息子と知り、ドニーをコーチするロッキー。
かつての雄姿と比べると明らかに老いは隠せないが、僕たちの知っているロッキーがそのまま好々爺的になっていたのが良かった。
(あれで老害感丸出しだったら‥と思うとちょっとね)
亡き妻や友人の墓の前でその日のニュースを読むシーンなんか哀愁感ハンパなかったけど、ドニーとの出会いによりまるで本物の父子のような関係性を築けていたのがとても眩しく、
運命的な出会い(再会?)が再び彼らを共闘させるという流れには思わず涙腺をゆるまされた。
そして母からのあのサプライズ。
正に「2015年男泣きムービー」のベストを決定づけさせるKOもんの演出だった。