スズタカ

エイリアン:コヴェナントのスズタカのレビュー・感想・評価

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)
3.7
「プロメテウス」から続く、「エイリアン」前日譚の第2弾です。

「プロメテウス」は、「創造主の解明と反乱」を人間の視点から描いており、俺はとても楽しめました。

今作は、それをロボットの視点から描いており、今度は、人類が創造主に当たり、反乱される側になるという、「プロメテウス」と対を成す内容でした。

映像自体が、正に映画館でしか体験できない魅力に溢れており、それだけでも充分、映画館で観る価値のある映画ですが、更に、リドリー・スコット監督が、自身の過去作を引用しまくりの演出にも、ニヤリ、とすること間違いなしです♬ ( ^ω^ )

ただ、「プロメテウス」では、あまり気にならなかったのですが、今作では、意図的に1作目の「エイリアン」に繋げる要素や演出を入れたり、あからさまに「この映画はエイリアンですよ!」というシーンがあります…が、不自然で違和感がありましたね〜。

俺には、「エイリアン」要素が、ノイズになっているように思えました…。

「プロメテウス」と「コヴェナント」には、「エイリアン」と異なる、独自で壮大なテーマの面白さがあるので、「エイリアン」に繋げることなんて、気にしない方が良いのではないかなぁ。

前日譚は前日譚で、独立した話で良いじゃない。単に、エイリアンで描かれていたよりも、以前の話ということで良いと思います!

リドリー・スコット監督は、周りから色々と言われて、仕方なくエイリアンっぽくしているのかもしれないけれど…続編も楽しみにしています。がんばって〜!
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