はんぺん

エイリアン:コヴェナントのはんぺんのレビュー・感想・評価

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)
3.3
「プロメテウス」の続編。
リドリー・スコットによるエイリアン・サーガは「スター・ウォーズ」のような壮大なスペース・オペラを構想しているそうで、その片鱗がチラ見えしてるけど、そのせいか説明不足な点が散在。
前作で謎だった部分は謎のままだったり、結局エイリアンとは何なのか、その詳細は語られぬままエンドロール。

「プロメテウス」以前での旧シリーズでは〝完全生命体〟として描かれていたエイリアンも、新シリーズからは弱体化(?)して〝イチ生物〟として描かれてるのが何だか複雑。
時系列的には過去に戻ってるからまだ原始的な思考しか持ち合わせていないとか、ここから進化していくとか言われちゃえばそれまでだけど、未知の恐怖、アイコニックなモンスター像を求めてしまう自分には、本作のリアル路線はちょっと合わなかったな。

ストーリー展開も基本的にやってることは今までと同じだし、2時間もあるならもっと踏み込んで欲しかったなー。
アンドロイドに焦点当てすぎてエイリアン出てこなさすぎなのもちょっと…。

ただゴア描写はさすがR指定とだけあってシリーズ随一でしたね。
眉をひそめるほどの気持ち悪さがあってその辺りは良かった。

てか一瞬出てきた男がジェームズ・フランコに似てたんだけど、まさかな…と思ってクレジット見たらマジでジェームズ・フランコで笑った。
チョイ役すぎるだろ。笑