ヴェルヴェっちょ

アリスのままでのヴェルヴェっちょのレビュー・感想・評価

アリスのままで(2014年製作の映画)
4.0
ニューヨークのコロンビア大学で言語学の教鞭を執るアリスは、物忘れやランニング中に道に迷うなどの症状に見舞われるようになる。神経科を受診した結果、50歳の若さでありながらアルツハイマー病と診断される。絶望の淵にありながらも、アリスは懸命に生き、家族も直向きに支えていく。

とにかくジュリアン・ムーアの演技が凄まじい。自分が自分でなくなっていく恐怖は想像を絶する。 正直、他人事と思っていないか?アリスは言う。「かかるのならがんの方がまだよかった。がんであればみんなが理解し、同情してくれる。ピンクのリボンをつけて堂々と啓発できる。」刺さる。 認知症は高齢者だけでなく若年者でも発症しうることを問題提起する一作。