ヴェルヴェっちょさんの映画レビュー・感想・評価

ヴェルヴェっちょ

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ヒューマンドラマ、サスペンス、ドキュメンタリーが好みのジャンルですが、いろんな映画を観ていきたいです。
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メランコリア(2011年製作の映画)

4.3

幅広い解釈を生む傑作に出合いました。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督が描出した異色のディストピア。

<第1部 ジャスティン>
新婦ジャスティン(キルスティン・ダン
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

2.5

サメ映画の王道を行くような映画。
ちょっと置きに行った感があるなぁ。

医学生のナンシー(ブレイク・ライヴリー)は、休暇を利用してメキシコにある憧れの秘境ビーチを訪れる。
目の前に広がるのは、美し
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.3

ハンガリー映画をあまり観る機会がないけれど、タル・ベーラ監督の「ニーチェの馬」に負けず劣らずの衝撃度でした。

「ゾンダーコマンド」は、同胞であるユダヤ人の死体処理に従事する特殊部隊。役割を終えると
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.3

キューブリックの映画は独特の磁場があると思います。
この映画も単なる戦争映画ではなく、戦争によって歪められていく青年たちの描写に引き寄せられる。

サウスカロライナ州の海兵隊新兵訓練基地。
ヴェ
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.8

懲りずにコーエン兄弟の作品にチャレンジ。「ファーゴ」と全然ちがった!

1980年、テキサス。ベトナム帰還兵のルウェリン・モス(ジョシュ・ブローリン)は、荒野で死体たちに囲まれた200万ドル詰めのト
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.5

背筋が寒くなるようなサスペンスを求めて鑑賞。

レイチェル(エミリー・ブラント)は愛する夫と離婚し、傷心の日々を送っていた。
落ち込む彼女にとって、通勤電車の窓から見える「理想の夫婦」だけが慰めだ
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.7

Nice guys finish last?
皮肉っぽいタイトルながら、楽しい映画でした。

1977年、ロサンゼルス。13歳の娘ホリーと一緒に住むシングルファーザーのマーチ(ライアン・ゴズリング)
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

映画にも相性というのはあるのでしょう。ストーリーはさほど込み入っているわけではないのですが、ある意味で難解な映画でした。

1987年冬。ミネソタ州の自動車ディーラー、ジェリー(ウィリアム・H・メイ
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東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)

4.0

この女性の神経質さ!圧倒されました。

1980年、東ドイツのバルト海沿岸にある小さな町の病院に、女医バルバラが赴任してくる。西ドイツへの移住申請を出したため、東ベルリンの大病院からこの地に左遷され
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

「ハート・ロッカー」の時のように、狂気的な現場に叩き込まれたかのよう。
リアリティの追求では他の追随を許さないキャスリン・ビグロー監督が、デトロイトで実際に起きた事件を映画化。

第一次世界大戦前の
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

錯綜する心理戦に頭がこんがらがり、ジェニファー・ローレンスの魅力に翻弄されます。

怪我によりバレリーナの道を絶たれてしまったドミニカ・エゴロワ(ジェニファー・ローレンス)は、母の療養のために自分の
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0

満腹です。トム・クルーズありがとう。

IMFのエージェントのイーサン・ハント(トム・クルーズ)と彼のチームは、盗まれた3つのプルトニウムの回収を⽬前にしていた。
だが、突如現れた何者かの策略で仲間
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.8

新作の前にシリーズ第5弾を鑑賞。

謎の無国籍スパイ組織「シンジケート」の正体を探るため、イーサン・ハント(トム・クルーズ)らIMFのメンバーは調査を進めていた。
ベラルーシの飛行場で、エアバス輸
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ルーム(2015年製作の映画)

4.2

監禁生活からの脱出はあくまでこの映画の半分。
けれど残りの半分が、とても広がっていく不思議。

母親のジョイ(ブリー・ラーソン)と5歳の誕生日を迎えたジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)は、天窓しか
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.8

タンクトップを着た主人公が肩を怒らせながら奔走する映画かと思ったら、違っていました。
何とも気の滅入るサンドラの週末。

うつ病のため休職していたサンドラ(マリオン・コティヤール)が職場に復帰しよ
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

おぞましい実話を、地元新聞社のチームの奮闘を通じて丹念に描き出した秀作。

2002年、アメリカの新聞『ボストン・グローブ』の記者たちによって、カトリック教会のスキャンダルが明るみに出る。
神父に
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パッション(2012年製作の映画)

3.1

フランス映画「ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて」のリメイク。
ブライアン・デ・パルマがサスペンスを手がけるというだけで否が応にも胸が高鳴る。当たりはずれが激しいともいわれる監督ですが、さて本作は…。
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.8

スペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督による異色作。
静かな映画、と思いきや、うかうかしてると置いてかれる。

病室のベッドで昏睡状態にあるバレエダンサーのアリシアは、看護師のベニグノにより4年間看
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ドライヴ(2011年製作の映画)

3.0

こりゃレビューが難しい。
犯罪集団の逃がし屋といえば「トランスポーター」「ベイビードライバー」が思い浮かぶが、本作はそれを裏切ってくる。どちらかといえば「タクシードライバー」の方が近い。

天才的
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.8

人名をタイトルにするって潔い。「余計な説明は不要」って感じで。

カリフォルニア州にある小さな町。
エリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)は元ミス・ウィチタの美貌ながら、離婚歴2回、3人の子持
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

たまにこういうシンプルで明快な映画を無性に観たくなる。

かつて裏社会にその名を轟かせた凄腕の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)は、5年前に最愛の女性ヘレンと出会い足を洗う。
平穏な結婚生活
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.5

起伏に富んだストーリーではないが、ソフィア・コッポラの意図したところは明らかにそこではない。私小説的な作品。

L. A.のホテル“シャトー・マーモント”で暮らしているハリウッドの映画スター、ジョニ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

音楽のことには詳しくないけれど、これはいい。
いい映画に出合った。

ニューヨーク。
シンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)は、同じミュージシャンの恋人デイヴ(アダム・レヴィーン)
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.3

カナダの気鋭ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による犯罪映画。
全編に漲る緊張感が尋常ではない。

エリートFBI捜査官のケイト(エミリー・ブラント)は、肥大化するメキシコ麻薬カルテルを潰すためにアメリカ国防
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.0

超骨太。
腐敗しきったベテラン刑事のもとに赴任してきた新米刑事の、長すぎる一日とは…。

ロサンゼルス市警の麻薬取締課に配属となった新人刑事ジェイク(イーサン・ホーク)は、ベテラン刑事のアロンゾ(デ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.3

何だこの大袈裟で長たらしい邦題は!と思ったら原題のとおりでした。
内容は、タイトルに負けず劣らず人を食ったよう。ニヤリ。

俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、かつて「バードマン」という
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

“ロビイスト”って日本ではあまり馴染みがない。
圧力団体の利益を政治に反映させるために、政党・議員・官僚などに働きかける人々のことらしい。
米国ではかなりの影響力をもつことがこの映画から窺い知れる。
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サーミの血(2016年製作の映画)

3.7

スカンディナビア北部のサーミ人というと正直馴染みが薄いかもしれないが、先住民族への迫害は歴史上枚挙に暇がない。日本にもアイヌ民族迫害の歴史があり、他人事とは言えない作品だろう。
逆境に負けず、自由を
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.8

「不条理な世の中を楽しめ」
こんな気障な惹句が似合ってしまう怪作。面白かった。

経済的には恵まれながらも心は満たされない結婚生活を送るスーザン(エイミー・アダムス)のもとに、20年前に離婚した元
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

この映画は安易な理解を阻む。
筋を追うのは難しくないが、描かれるシーンが暗示し、象徴しているものは深い。

ミズーリ州の架空の田舎町エビング。
寂れた道路に掲示された巨大な3枚の広告看板。そこには
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.2

涼やかなジャケット通りの、爽やかな映画なはずはない。
なにせ鬼才フランソワ・オゾン監督ですから。

イギリス・ロンドン在住の人気女流ミステリー作家のサラ・モートン(シャーロット・ランプリング)は、新
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世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

3.7

まばゆいばかりの子どもの笑顔。

4組の子どもたちの、壮絶な通学模様を描くドキュメンタリー。
①ケニア
ジャクソン(11)は、まだ見たこともない飛行機のパイロットになって、世界を見ることを夢見て
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ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)

3.3

ハンニバル・レクターを誘拐しちゃダメだって!

実話を基にし、犯人側から巨大ビール会社社長ハイネケンの誘拐事件を描いたクライム・サスペンス。
1983年、オランダ・アムステルダム。会社の経営不振に
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

国のために翻弄される人生。
その孤独に背筋が冷たくなる。

第二次世界大戦中、ドイツ潜水艦Uボートには「エニグマ(ギリシア語で『謎』の意)」というタイプライターに似た暗号変換機が積まれ、その秘密行動
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.5

いくら著名な理論物理学者の実話を基にした映画といっても、ベタなラブストーリーであれば興を削がれていたに違いない。 けれど本作はそうじゃない。
もちろんラブストーリー仕立てではあるが、恋愛だけにとどまら
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クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

3.5

ライアン・レイノルズ、ケヴィン・コスナー、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ガル・ガドットって!
キャストの布陣凄すぎ!
CIA諜報員の記憶を移植するという世界観もソソります。
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