ヴェルヴェっちょさんの映画レビュー・感想・評価

ヴェルヴェっちょ

ヴェルヴェっちょ

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.7

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いやぁ、石原さとみ扮する梨花の奔放っぷりに終始苛々させられました。 まぁでもそれは彼女の演技力の証に他なりません。

第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説を映画化。
血のつながらない親の
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氷菓(2017年製作の映画)

3.3

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原作が熱烈な支持を集める青春学園ミステリーだけに、実写化の壁は厚く、プレッシャーも尋常じゃなかったろうな。

「やらなくてもいいことなら、やらない」という省エネ主義をモットーとする折木奉太郎(山崎賢
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.4

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清原果耶て不機嫌そうに唇とんがらせる表情うまいな。

人とのコミュニケーションが苦手で、数学ひと筋で生きてきた予備校講師の大野康臣(成田凌)。 今の生活に不満はないが、このままずっと1人でいることに
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.3

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何か舞台演劇ぽいなと思ったら、もろ舞台の映画化なんですね。

高校時代に帰宅部でつるんでいた6人の仲間たち、主人公・吉尾(よしお)和希(成田凌)、舞台演出家・藤田欽一(高良健吾)、舞台俳優・明石哲也
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.3

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タイムリープ×ヤンキー=ピュアな友情物語?

ダメフリーターの花垣武道(タケミチ)(北村匠海)は、ヤンキーだった学生時代に付き合っていた人生唯一の彼女・橘ヒナタ(今田美桜)と彼女の弟・橘ナオト(杉野
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

3.5

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10年間の3シーズンにもわたってドラマが放送されていたにもかかわらず、そこは素通りでいきなりこの劇場版を鑑賞。 結果、何とか、あらすじについていくことはできました。

山下智久、新垣結衣らの共演で、
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.3

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続編制作の難しさよ。

人気コミックの実写映画化シリーズ第2作。
裏社会で誰もが恐れる伝説の殺し屋"ファブル"(岡田准一)。1年間誰も殺さず普通に暮らすようボス(佐藤浩市)から命じられた彼は、素性
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.9

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全編ワンカット撮影で描かれた映像は臨場感を通り越して没入感さえ感じさせます。

若きイギリス兵のスコフィールド(ジョージ・マッケイ)とブレイク(ディーン・チャールズ=チャップマン)の2人が、兄を含め
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バイス(2018年製作の映画)

3.3

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クリスチャン・ベイルがまたもやとんでもない肉体改造で別人と化し、チェイニー副大統領を怪演。

ジョージ・W・ブッシュ政権でアメリカ史上最も権力を持った副大統領と言われ、9・11後のアメリカをイラク戦
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

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ストーリー的には前作「007スペクター」で終わっていたような気もしますが、本作でダニエル・クレイグのボンドが完全に完結してますね。 本当お疲れ様でした。

ジェームズ・ボンドの活躍を描く「007」シ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.3

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フランク・ハーバートのSF小説の古典『デューン砂の惑星』(1965)をドゥニ・ビルヌーブ監督が新たに映画化した第1弾。

人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

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「結局、世の中、金」「地獄の沙汰も金次第」ってことでいいのか?

実話を基にした映画。 1954年、シェイクミキサーのセールスマン、レイ・クロック(マイケル・キートン)に8台もの注文が飛び込む。注文
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.3

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本当にシャーリーズ・セロン?と首を傾げるほど、特殊メイクで別人のようになっています。その特殊メイクを担当したのがアカデミー賞も受賞したカズ・ヒロ(辻一弘)さんと知って嬉しい驚き。

2016年にアメ
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.4

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女性差別という理不尽な壁。壁を破るのはいつも弱い立場に立たされている側の人だよな、という事実にはっとさせられる作品。

後にアメリカで最高裁判事を務めることとなるルース・ギンズバーグ(フェリシティ・
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.6

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「グリーンブック」。それは米国南部で「黒人が利用可能な」モーテル、レストラン、給油所等の施設を掲載したガイドブック。

1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップ(ヴィゴ・
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

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哀しいときに、「助けて」と言えない弱者は、"笑う"しかないのか? 尋常じゃないもの哀しさが全編から横溢しています。

「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.6

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TM NETWORKの「Get Wild」が流れるだけでテンションが急上昇。90年代にタイムスリップした感覚になりますね。

新宿に事務所を構えるシティーハンターの冴羽獠と相棒・槇村香のもとに、何者
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

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まさに細田守監督版「美女と野獣」。

高知県の自然豊かな田舎町。17歳の女子高生・内藤すずは幼い頃に母を事故で亡くし、父と2人で暮らしている。 母と一緒に歌うことが大好きだった彼女は、母の死をきっか
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イノセンス(2004年製作の映画)

4.2

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「秘すれば花」と云ったのは世阿弥だったか。 前作『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』から、さらに哲学的・思弁的になった本作。 圧倒的な映像美と緻密な世界観を描写する一方、核心部分は>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.0

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押井守監督の名を世界に知らしめた伝説的作品。画作りからストーリー、キャラクター造形、背景にある哲学に至るまで、傑出しています。

西暦2029年…企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても、国家
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機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

2002~03年に放送されたTVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」全48話を再構成した総集編3部作の第1作(第1~21話で構成)。

C.E.(コズミック・イラ)70年。宇宙コロニー群「プラント」を
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『機動戦士ガンダムUC』以降の物語を各種メディアで展開するシリーズ「UC NexT 0100」の第2弾。

シャア・アズナブルが起こした第二次ネオ・ジオン抗争から12年が経過したU.C.0105。
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機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)

3.6

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『機動戦士ガンダムUC』以降の物語を各種メディアで展開するシリーズ「UC NexT 0100」の第1弾。UCが宇宙世紀とユニコーンのダブルミーニングなら、NTはニュータイプとナラティブ(物語る、再定義>>続きを読む

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ガンダム初心者として、アムロとシャアの最終決戦たる本作から入るのはどうなのかという疑問は拭えません。が、「UC NexT 0100」プロジェクトの起点となる作品とのことなので、にわか丸出しで鑑賞。>>続きを読む

劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール(2017年製作の映画)

3.0

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背景も含め、画作りが緻密で美麗やなぁ…。

VR(仮想空間)世界へのダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)機能を最大限に広げた最先端ウェアラブル・マルチデバイス「オーグマー」が発売され、「オ
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シドニアの騎士 あいつむぐほし(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

TVシリーズの後を描いた完全新作。

巨大な宇宙船「シドニア」で旅を続ける人類の前に100年ぶりに出現した、未知の地球外生命体「ガウナ」。人とガウナから生み出された白羽衣(しらうい)つむぎや人型戦闘
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劇場版 シドニアの騎士(2015年製作の映画)

3.8

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『BLAME!』をはじめとした弐瓶勉作品の無機質で頽廃的な世界観を展開させつつ、宇宙を舞台に壮大なスケールで描かれたSF。熱い。

謎の地球外生命体「奇居子(ガウナ)」に太陽系を破壊されて1000年
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

待ちわびて待ちわびて、ついに終幕。 本当に終結してます。完全に「落とし前」がつけられてます。

ミサトの率いる反ネルフ組織ヴィレは、コア化で赤く染まったパリ旧市街にいた。 旗艦ヴンダーから選抜隊が降
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

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来ましたね。謎だらけのストーリーと圧倒的な情報量で観客を置き去りにする「攻めた」エヴァ。こういうのを待ってました。

前作「破」終盤の「ニアサードインパクト」から14年後。 葛城ミサトをはじめ旧NE
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.5

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シリーズの2作目「破」は、アスカや、新キャラのマリも登場し、一気に勢いが加速した印象。 特に前半パートの軽快さ、明るさは、エヴァにしては珍しく感じましたね。

旧北極のNERV基地「ベタニアベース」
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.5

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90年代に社会現象を巻き起こしたアニメを、庵野監督自らが4部作として再構築した新劇場版シリーズの1作目。

総人口の半分が失われたという地球規模の大災害「セカンドインパクト」から15年後の世界。 1
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.3

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挑発的なドレスを身にまとったジェシカ・チャステインには魅了されるものの、さしたる意外性もなかったかな。

モーグルの選手として五輪出場も有望視されていたモリー・ブルーム(ジェシカ・チャステイン)は試
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ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

エリザベス女王(エリザベス2世、位1952-2022)が王女だった19歳の時の、秘密の外出。

1945年5月、6年間続いた戦争が終わるヨーロッパ戦勝記念日。国を挙げてのお祝いの夜に、お忍びでバッキ
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

80年代半ばを代表する、B級感満載のSF娯楽作。

ゴースト退治稼業「ゴーストバスターズ」を始めた3人の科学者の周囲で次々に起こる騒動と、バスターズの活躍をSFX満載で描いたエンターテインメント。
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

丸ごと一本の映画を悪ノリで撮り切るのは勇敢なのか、無謀なのか。 ある意味スゲェ

西田敏行扮する歴史学者・蘇我宗光が披露する、「三國志」の新解釈…。
今から1800年前、中国大陸では中華統一をめぐ
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

プロットといい時代背景といい、非常に綿密に作り込まれた良作と感じました。

1940年、神戸。物産・貿易会社の社長・福原優作(高橋一生)は、甥の竹下文雄(坂東龍汰)と満州に渡航した際、関東軍が細菌兵器
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