ヴェルヴェっちょさんの映画レビュー・感想・評価

ヴェルヴェっちょ

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ヒューマンドラマ、サスペンス、ドキュメンタリーが好みのジャンルですが、いろんな映画を観ていきたいです。
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映画(65)
ドラマ(0)

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

たまにこういうシンプルで明快な映画を無性に観たくなる。

かつて裏社会にその名を轟かせた凄腕の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)は、5年前に最愛の女性ヘレンと出会い足を洗う。
平穏な結婚生活
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.5

起伏に富んだストーリーではないが、ソフィア・コッポラの意図したところは明らかにそこではない。私小説的な作品。

L. A.のホテル“シャトー・マーモント”で暮らしているハリウッドの映画スター、ジョニ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

音楽のことには詳しくないけれど、これはいい。
いい映画に出合った。

ニューヨーク。
シンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)は、同じミュージシャンの恋人デイヴ(アダム・レヴィーン)
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.3

カナダの気鋭ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による犯罪映画。
全編に漲る緊張感が尋常ではない。

エリートFBI捜査官のケイト(エミリー・ブラント)は、肥大化するメキシコ麻薬カルテルを潰すためにアメリカ国防
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.0

超骨太。
腐敗しきったベテラン刑事のもとに赴任してきた新米刑事の、長すぎる一日とは…。

ロサンゼルス市警の麻薬取締課に配属となった新人刑事ジェイク(イーサン・ホーク)は、ベテラン刑事のアロンゾ(デ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.3

何だこの大袈裟で長たらしい邦題は!と思ったら原題のとおりでした。
内容は、タイトルに負けず劣らず人を食ったよう。ニヤリ。

俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、かつて「バードマン」という
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

“ロビイスト”って日本ではあまり馴染みがない。
圧力団体の利益を政治に反映させるために、政党・議員・官僚などに働きかける人々のことらしい。
米国ではかなりの影響力をもつことがこの映画から窺い知れる。
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サーミの血(2016年製作の映画)

3.7

スカンディナビア北部のサーミ人というと正直馴染みが薄いかもしれないが、先住民族への迫害は歴史上枚挙に暇がない。日本にもアイヌ民族迫害の歴史があり、他人事とは言えない作品だろう。
逆境に負けず、自由を
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.8

「不条理な世の中を楽しめ」
こんな気障な惹句が似合ってしまう怪作。面白かった。

経済的には恵まれながらも心は満たされない結婚生活を送るスーザン(エイミー・アダムス)のもとに、20年前に離婚した元
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

この映画は安易な理解を阻む。
筋を追うのは難しくないが、描かれるシーンが暗示し、象徴しているものは深い。

ミズーリ州の架空の田舎町エビング。
寂れた道路に掲示された巨大な3枚の広告看板。そこには
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.2

涼やかなジャケット通りの、爽やかな映画なはずはない。
なにせ鬼才フランソワ・オゾン監督ですから。

イギリス・ロンドン在住の人気女流ミステリー作家のサラ・モートン(シャーロット・ランプリング)は、新
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世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

3.7

まばゆいばかりの子どもの笑顔。

4組の子どもたちの、壮絶な通学模様を描くドキュメンタリー。
①ケニア
ジャクソン(11)は、まだ見たこともない飛行機のパイロットになって、世界を見ることを夢見て
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ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)

3.3

ハンニバル・レクターを誘拐しちゃダメだって!

実話を基にし、犯人側から巨大ビール会社社長ハイネケンの誘拐事件を描いたクライム・サスペンス。
1983年、オランダ・アムステルダム。会社の経営不振に
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

国のために翻弄される人生。
その孤独に背筋が冷たくなる。

第二次世界大戦中、ドイツ潜水艦Uボートには「エニグマ(ギリシア語で『謎』の意)」というタイプライターに似た暗号変換機が積まれ、その秘密行動
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.5

いくら著名な理論物理学者の実話を基にした映画といっても、ベタなラブストーリーであれば興を削がれていたに違いない。 けれど本作はそうじゃない。
もちろんラブストーリー仕立てではあるが、恋愛だけにとどまら
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クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

3.5

ライアン・レイノルズ、ケヴィン・コスナー、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ガル・ガドットって!
キャストの布陣凄すぎ!
CIA諜報員の記憶を移植するという世界観もソソります。
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.8

この映画で、夭折の天才・ヒース・レジャーに会おう。

1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテン。
羊の放牧管理の季節労働者としてやってきた20歳の青年イニス(ヒース・レジャー)とジャック
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.5

意外にも王道サスペンス。

ノースカロライナ州ランバートン。大学生のジェフリーは父の急病のため帰郷し、病院に見舞いに行った帰り、野原で人間の片耳を発見する。
刑事宅を訪ねたジェフリーは、同家の娘サ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.5

沁みる。なんて繊細な映画なんだろう。
どストライク。

三部構成で描かれるドラマ。
【第一部】リトル
シャロンは、マイアミの学校で“リトル”というあだ名でいじめられている内気な少年。
ある日
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.3

ストーリーはいたってシンプル。
割とベタなサクセス・ストーリーなのだが、主題はそこじゃなく、クリスティーナ・アギレラの歌唱だった。

歌手になる夢を追いかけてアイオワ州からロサンゼルスにやって来た
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.0

ショーン・エリス監督の「ハイドリヒを撃て」がこの1年で観た中でベストだったので、遡ってこちらも鑑賞。

美大に通うベン(ショーン・ビガースタッフ)は、ガールフレンドのスージーと別れた。彼は失恋のショ
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.3

やられたぁ。ノックアウト。
俳優の演技も、編集の妙も堪能させてくれる秀作でした。

ペンシルベニア州に住むディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)の夫婦は、娘のフランキ
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マーサ、あるいはマーシー・メイ(2011年製作の映画)

3.0

背筋がうすら寒くなるような恐ろしさ。

孤独だったマーサ(エリザベス・オルセン)は、山の上にあるカルト集団に入信、マーシー・メイという信者名で共同生活を送っていた。
しかし2年後の20歳の夏、彼女
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BLAME! ブラム(2017年製作の映画)

3.5

何の予備知識もないまま鑑賞。
いわゆるディストピア映画と捉えれば、そんなに分かりにくいわけでもなかったです。

遠い未来。テクノロジーの暴走により、無秩序に増殖するようになった巨大な階層都市。
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

愉快、痛快、爽快!
いやぁ、気持ちいい!
久しぶりにこんなご機嫌な映画観ました。

天才的なドライビング・センスを買われ、強盗集団の“逃がし屋”として活躍する若きドライバー、“ベイビー”(アンセ
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欲望のバージニア(2012年製作の映画)

4.0

恐るべし、不死身の三兄弟。実話を基にした良作。

1930年代、禁酒法下のアメリカでは、密造酒の製造・販売が横行し、それがギャングがのさばる一因にもなっていた。
とりわけバージニア州のフランクリンは
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.5

喪失とどう向き合うべきか。静かな描写を通して訴えかけてくる。

ボストン郊外でアパートの便利屋として働くリー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)は、兄ジョーの急逝で故郷マンチェスター・バイ・ザ・シ
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マン・ダウン 戦士の約束(2015年製作の映画)

3.0

アフガニスタン戦争からの撤兵後の米兵のPTSDに焦点を当てた作品。

アメリカ軍海兵隊員ガブリエル・ドラマー(シャイア・ラブーフ)はアフガニスタンの戦場に赴任。想像以上に過酷な任務だったが、故郷で
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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

4.2

これほど深刻なテーマがあるだろうか。 実話を基にした人間ドラマ。

第二次世界大戦終結直後、1945年12月のポーランド。若きフランス人女医マチルドが赤十字で医療活動を行っていると、沈痛な面持ちの修
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

ステキな人たち。

家庭を持ちながら何百人もの社員を束ね、ファッションサイトを運営する会社のCEOジュールズ(アン・ハサウェイ)は、華やかな世界に身を置きながら、仕事と家庭を両立させ、誰しもがあこが
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ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

2.8

興行成績なんて無視と言わんばかりの、アートに徹した大作。

ビジネスで成功を収めようとしている男(ショーン・ペン)が、40年前の50年代テキサスでの少年時代を回想し、厳格な父(ブラッド・ピット)と優
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ゴールド/金塊の行方(2016年製作の映画)

3.7

ジェットコースターというフレーズはアクション映画に限ったものではないだろう。この作品の浮き沈みの激しさは、まさにジェットコースター。

88年、ネバダ州。祖父が興した探鉱会社を継いだ3代目のケニー・
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.8

実在の人物をモデルにしたマフィア映画。

ヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)は幼い頃よりマフィアの世界に憧れ、ブルックリンの街を牛耳る“ポーリー”のもとで12歳の時から使い走りを始める。
やがてヘン
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.3

クリント・イーストウッドが放つ、実話を基にした戦争アクション。

米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊し、イラク戦争に狙撃手として派遣されたクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。狙撃精度の高さ
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.5

複雑に伏線が絡み合う群像劇でありながら、散漫になることなく、一気に引き付ける。

1953年末のロサンゼルス。ダウンタウンの「ナイト・アウール」カフェで6人の男女が惨殺される。
ロス市警は捜査を開
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.0

1950年代にアイルランドからニューヨークにわたった女性の奮闘と恋愛をストレートに描いた名作。

まさに直球の映画。こんなに自分にまっすぐに生きられる人って清々しい。というか眩しい。

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