n0701

ボーダーラインのn0701のネタバレレビュー・内容・結末

ボーダーライン(2015年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

CIA(中央情報局)が国内活動する場合はFBI(連邦捜査局)の同行が必要だ。つまり、お守りがいるということた。

今回そのお守り役に抜擢されたのは比較的若い女性のFBI捜査官だ。バツイチ子なし。

メキシコの麻薬組織壊滅のための作戦はアメリカ国内における大量殺人事件と結びつき、メキシコとの国境付近での危険な任務を任されることとなる。これまでもそうであるように、CIAの強引で非人道的な捜査方法が問題となっているが、FBIが果たして法の番人のようなものなのだろうか。

CIAは、裏から手を伸ばし、麻薬捜査に知識のないFBIの若手二人を法的に已む無く同行させるが、CIAは彼らを利用し、囮にし、散々な目に合わせた挙句、送り返される。

CIAが追うのは、私怨だ。

ある元検察官が、自分の妻や娘を殺された腹いせに、そのボスを殺すというのが真の目的であった。

正直言ってそれ以外の作戦や動きはそれまでの壮大なカモフラージュに過ぎない。

そして、FBIの二人がちょっと使えなすぎて気の毒だ。CIAがプロフェッショナルなら、FBIはアマチュア。言わば実践経験を積んだ兵士と後方支援しかしたことのない軍人、それぐらいの差を描いていた。

別にCIAのおっさんの生い立ちもエピソードも語られないからカタルシスはない。
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