マエストロR

ボーダーラインのマエストロRのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
3.5
☆雑感
①一言で言えば「毒をもって毒を制す」話。
②案外単純なストーリーだが、緩急で魅せる。特に有名な「晩餐」シーンの独特の「間(ま)」には息を呑む。
③対極に位置する二人のメインキャラの関係性も見どころ。
まず冷徹な殺しのプロとでも言うべきデル・トロ。目的のためなら法も何もあったものではない。一方で訳もわからないまま作戦投入され困惑する捜査官エミリー・ブラント。こちらは遵法精神の鑑のような存在。
※とあるレヴュアーさんが「困り顔女優がいつも困っている作品」である旨指摘なさっていたのは言い得て妙。