シギ

ボーダーラインのシギのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
3.3
麻薬組織のボスを捕まえるため、
法律や手順を無視した捜査をする刑事と、正しくありたい女性刑事の話。

ベニチオベルトロと、ハビエムバルデムいっつも間違うわ。
名前も顔も似てるもんね。
森田剛とGOタリモ的な同一人物じゃないよね?

説明不足のシーンが多く、静か目の映画ですので、激しいアクションの勧善懲悪ヒーロー物を想像するとガッカリかもしれませんが、
リアルに丁寧に描いた麻薬事情が見られます。

主人公の女性FBIが、正に何の説明もしてもらえないまま捜査に放り込まれ、アメリカとテキサスの「正義」の在り方の違いに翻弄され続けるので、彼女の目を通して観客も同じ体験をする流れとなります。

「何が起こってるのか説明がないからよく分からんけど、テキサスの麻薬事情のヤバさと、善悪の境目のあやふやさは伝わってくる」という感じでした。

飛び抜けて面白くは無いんですが、「いい映画を見た。麻薬について考えさせられた」と言わないといけないような気がする映画。

テキサスって、マラカス振ってる愉快な奴等の国やと思ってたのに。
ディズニーシーのインディジョーンズで乗り物の説明してくれるパコみたいな陽気な人ばっかりだと思ってたのに。
テキサスチェーンソー とボーダーラインのせいで、絶対行きたく無い国になりました。
シギ

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