ボーダーラインのNorihikoMabuchiのレビュー・感想・評価

メキシコの混沌としている麻薬カルテルを混乱させるCIAの極秘任務にFBIの捜査官が選ばれ、作戦遂行の中で正義のボーダーラインに葛藤する様を描いた作品。

麻薬カルテルの残酷さ、任務遂行の厳しさで正義のボーダーラインが歪みつつも最後まで「法の秩序による正義」で抵抗しようとする主人公の女性警官。最期は自分の命と引き換えに郷に従ったものの、もう一度「抵抗」を試みる様は人間の揺れ動く真理そのものの描写。

すごくリアリティがあるし、テンポ、緊張感もあって楽しめます