NorihikoMabuchi

ラン・オールナイトのNorihikoMabuchiのレビュー・感想・評価

ラン・オールナイト(2015年製作の映画)
3.7
元マフィア同僚の父親二人がそれぞれ自分の子供を守るために戦うバイオレンスアクション映画。

一人はビジネスに転身した元ボス、息子も一緒に活動しているものの裏の道に足を突っ込んだことで人を殺す。
もう一人は元ヒットマン、家族を守るために息子とは絶縁して暮らす。息子は普通の家庭持ち。ある時、元ボスの息子の殺人を目にすることで事件に巻き込まれていく。これをきっかけに親同士の「戦争」になり、追うものと追われるもので戦っていく。

全く違う父親と息子の関係、共通する親子の愛、家族の愛を描いていてじんんわり来ます。ストーリーが複雑ではないので気軽に見れるので疲れているときなどにおすすめです。

停戦をさぐるために行ったレストランでの二人の会話は、非常に味があり、色々な要素なことが詰まっていてすごく良いシーンだと感じます。

また停戦の最後の望みをかけて電話したシーン、最後、停戦を諦めて宣戦布告する「それならお前の流儀で行く。俺も最後の一線を越える。たった今」のセリフ。前半で元マフィアの二人で会話するシーンで「一線を超えるときは一緒だ」という前フリが接続になっていてしびれますね。
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