割と大作にも出ていて、そこそこ演技力もある筈なのに、良作に恵まれない「THE不遇カテゴリー」にポジショニングされてるジョン・キューザックさんとライアン・フィリップ君というお二人共演で、ともすれば化学反応的な何かで思わず唸ったりしないかという事を期待をしてた訳ですけどもね。
女の子を養子を迎え入れた直後、その娘がいなくなるというサスペンスなんですが、驚くほどに怪しさが薄っぺらくてですね、違う意味で唸りましたよ。
特に、近年では「敢えてB級脚本の作品を選んで出演している」としか思えないジョン・キューザックさんが本来得意とする、「いい奴なんだか悪い奴なんだかよくわからない」オーラを使いたかったんだろうな、というのがヒシヒシと伝わってくる感じで、どんだけあからさまなんだよと。
んで、まぁ物語として全体的にこじんまりとし過ぎなんですよね。
基本的にこういうプロット多いので、流れ自体は仕方ないにしても、場面展開なんかでいくらでも見せようはあると思うのですが。
どこら辺りがクライマックスなのかよく分からず、敢えて言うなら終盤の警官の扱いが上手だなと思った程度。
あまりに常套的で意外性のない展開に食べかけのピザ画面に投げつけました(食べてない)
主人公の妻役のレイチェル・レフィブレさんの雰囲気好きなんですが、チョイ役だった『バトルフロント』時の方が魅力的だったかな。