【立て篭もるなら沼がおすすめ!?】
ものの本によるとアメリカの歴史上もっとも多くの戦死者を出したのはヴェトナム戦争でも湾岸戦争でもなく南北戦争なんだそうな。
そんなアメリカ南北戦争時代の実話をもとに構成されたのがこの映画で、奴隷制の存続を掲げる南部の州のなかにあって、金持ちも貧乏人も肌の色も関係なく自由に生きることができる世界を夢見た男の物語だった。
映像的には銃や砲弾による死や負傷の描写がリアルで生々しくて冒頭から一気に引き込まれてしまったな。
そして、自分の為というよりも金持ちの白人に虐げられている貧乏人や黒人たちの為に戦うマシュー・マコノヒーがカッコいいんだコレが。もうね、マシュー・マコノヒーってこんなにカッコ良かったんだなと改めて思わされましたよ。
そしてリンカーンの奴隷解放宣言のあとも黒人への差別が残り続けている様子も描かれていたりして、社会というのは急に変わるものではなく、徐々に変化していくものなんだということを学んだな。
それにしても、誰にも搾取されずに生きることの難しさと尊さについて考えさせられる映画だった。
それから、沼が攻めにくいこともわかった。おもしろかった〜。
【スコアと内訳】
スコア:4.1
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①脚本:0.8
②演出:0.8
③演者:0.9
④撮影:0.8
⑤音楽:0.8
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