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  • ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男の感想・評価

ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男(2016年製作の映画)

The Free State of Jones

上映日:2017年02月04日

製作国:
  • アメリカ
  • / 上映時間:140分
    監督
    ゲイリー・ロス
    脚本
    ゲイリー・ロス
    キャスト
    マシュー・マコノヒー
    ググ・ンバータ=ロー
    マハーシャラ・アリ
    ケリー・ラッセル
    あらすじ
    それは、14歳の少年の夢を砕いた1発の銃弾から始まった。時は1863年、南北戦争で二つに引き裂かれたアメリカで、ニュートン・ナイトは甥の遺体を家族に届けようと南部軍を脱走する。故郷で仲間の農民たちから農作物を奪う軍と衝突したニュートンは、追われる身となって湿原に身を隠す。そこで出会った黒人の逃亡奴隷たちと友情を築いたニュートンは、黒人と白人が一つになった前代未聞の反乱軍を結成し、自由のために立ち上がる──。

    「ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男」に投稿された感想・評価

    南北戦争真っ只中の米国南部で戦争の意義に疑問を持った男が脱走して家に帰る。軍に追われる身となった男は沼地に隠れ住む逃亡奴隷たちに助けられる。その後脱走兵や地元民も仲間に加え、彼らは収穫を奪いに来る南軍兵と戦うことに…ってな感じで前半はあれよあれよという間にジョーンズ自由州が誕生。戦争が終わり、白人たちはそれぞれの家に戻っていく。しかし主人公のニュートンは沼地で仲間になった黒人たちとともになおも戦い続けるという話。
    時々南北戦争から85年後の子孫の結婚をめぐる裁判の場面が挟み込まれる。奴隷解放宣言とその後の憲法修正で黒人にも同じ権利が与えられたはずなのに、実際は、黒人の血が8分の1でも白人との結婚は許されないというようなルールがまだあったんだよな。
    ジョーンズ自由州のことは初めて知った。奴隷を多く所有している金持ちの子は兵役を免除されるのに貧乏人は10代の子どもまで徴兵されて前線に送られる。怪我の手当ても将校が先というような差別があったこと、徴発と称する略奪がたびたび行われていたこと、そのため南部の住人でも南軍に反感を抱く者がいたこと、脱走兵が結構いたこと…そら負けるわな。北部軍と戦うための人手を脱走兵との戦いに割いてるんだから笑。
    後半は奴隷解放されたにも関わらず搾取される黒人の姿やKKKの横暴や投票妨害などが描かれる。実は南北戦争後、憲法上は黒人にも投票権あったんだよというのも知ってびっくりだ。こうやって映画にならないと知ることのない事実ってほんと多い。
    このテーマだけでも見る価値あるが、ハゲ散らかしてないマシュー・マコノヒーを堪能できるし、女も家族の仇の兵隊たちと銃持って戦うし、マハーシャラ・アリも重要な役で出ている。
    敵は搾取するやつだっての、ほんとその通りなんだよなあ。でも実際には搾取されている者同士で争わされていることがほんと多い。自分たちのものは自分たちで守るというこれぞアメリカン・スピリットみたいなものにも溢れてて、西部劇とはまた違ったかっこよさだった。
    悪い意味で、長い。あと20分は削れるはず。ただこの時代に、従来の民主党/保守党の在り方を見せるのは良いかと。

    このレビューはネタバレを含みます

    歴史の中に埋もれた実在した英雄が主人公の作品。この手の映画に良くある英雄の死がクライマックスではなく、成否を問わず事を成そうした後にもストーリーが続いているという部分が面白い。
    ヨドバシカメラでお馴染みのあの曲の原曲が差別への反抗を表す曲だったとは…
    「黒人」に関するアメリカの負の歴史を映画化したものであり、現在にも根深く存在する黒人差別の問題に関連している。
    黒人はなぜ差別対象となったのだろうか。本作でも触れていたが、キリスト教が普及しているアメリカでは、聖書の記述どうり、人は人を所有出来ないはずである。なぜ、黒人奴隷制度なるものを確立してしまったのだろうか。

    また、後半になるとKKKが登場し、黒人を殺害していたが、同じ人間とは考えられない。心理学的に覆面を被ることで没個性化や無責任化が引き起こされ、暴力性が助長されるとは言うが、このロジックだけで残虐行為を説明したくない、、

    ともあれ、本作に描かれている法律の恣意性を理解して、現代日本においても発生しうる問題との認識を深めるべきだ。
    ヒント:共謀罪
    喪服での銃撃戦が笑ったけどヨイ。
    南北戦争資料映画
    大きな革命を起こした偉人をイメージして鑑賞したので少し肩透かしをくらったような。南北戦争やその前後の歴史を知っていればもっと楽しめたかな、と。奴隷制度や人種差別の問題の根深さを感じさせられた映画でした。
    岐阜に行ったついでに岐阜CINEXで観賞
    実録物なので盛り上がりに欠けるラストであったが、序盤の南北戦争や中盤の銃撃戦はそれなりに見応えがあった。
    銃撃を受けても隊列を崩さず行進する当時の兵隊には驚きだ、まだ匍匐前進の概念は無かったのかな。
    リンカーンが奴隷解放を唱えても
    孫の代になっても人種差別思想が根深く残るアメリカの歴史的事実。
    いろんな意味で歴史的勉強になった。
    見ごたえたっぷり。

    歴史の教科書に出てこない巨人っていっぱいいるんでしょう。
    アメリカの南北戦争は歴史で知っているが、その狭間で黒人や農夫をまとめた軍隊を組織して奴隷解放に命を賭けた人物の歴史ドキュメンタリーみたいな映画でした。

    人種差別は未だに無くならないわけですが、過去の悲惨な事実を淡々と観ている感じかな。

    ちょっと盛り上がりに欠ける展開ではあったが、アメリカ人の開拓者魂を見せつける作品でした。

    2017年封切映画 16本目
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