ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男の作品情報・感想・評価・動画配信

『ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男』に投稿された感想・評価

南北戦争時代、南軍の白人の中でも、奴隷を20人以上有する大地主は息子の徴兵を免れられたのに、
貧しい白人の農民の家では、夫を徴兵され、女子供しか居ない家に南軍の調達係がやってきて、まるで強盗の様になけなしの作物や家財を奪っていたのですね。
貧しい農民は税金9割って、そりゃあ白人でも反乱を起こすわよね。

南軍から脱走して、自由コミュニティを作ったニュートン・ナイトさんの祖父は、実は大地主だったそうですが、
何故か彼の父親は後を継がず、ニュートンも貧しい農民に過ぎなかった。彼は宗教的には「牧師を含め信徒の身分は平等」とするバプテスト派だったが、南部のバプテスト派は奴隷制を公認していたから、やはり異色の人だったのだろうと思う。

ひ孫さんの話は1960年代だったのかな。
見掛けは肌が白く、目も緑で白人にしか見えないが、異人種間結婚で逮捕までされるとは!
人間を人間扱いしない事が、こんなに長く続くなんてね。
未だに人種差別の事件が起こってるし、ニュートンさんが生きてたら憤死するかもね。
Ryan

Ryanの感想・評価

3.3
実話であり歴史学者の意見が分かれる人物ニュートンナイトの物語


ストーリー
南北戦争時代、エイブラハム・リンカーンの奴隷解放宣言よりも早くミシシッピ州ジョーンズ郡に白人と黒人が平等に生きる「ジョーンズ自由州(英語版)」を設立した実在の白人男性ニュートン・ナイトの生涯と闘いを描く。

主演 マシューマコノヒー

監督 ゲイリーロス


この物語が本当だとするとニュートンナイトは偉大すぎるし南部は本当に悲惨な血だったんだなも考えさせられる。
しかし、この映画のニュートンナイトの捉え方として私は白人救世主感が強めだと思う。
元は脱走兵から始まり抑圧と戦うために人種関係なく立ち向かっていく姿は成長として受け止められるのではないだろうか?

ストーリーとしては目新しさはない。
むしろ構成を新しいものにしようとしてややこしくなる。ストレートなストーリーの組み立て方もあったであろう。

マシューマコノヒーは素晴らしい。
本当に彼の演技にはいつも驚かされる
怪優と言われるだけの迫力がある。
彼の目の演技にはまた度肝を抜かされる。
そして、マハーシャラアリ。彼もいい役で出演している。
アカデミーW俳優の共演だとこの時は考えもしなかっただろう。

現在マシューマコノヒーは州知事になろうと考えているらしい。とても頭が切れ人望も厚い野心家の彼にはピッタリだが彼の演技をしばらく見れなくなる可能性があると考えると嫌だ。
きっとマシューマコノヒーはこの映画のキャラクターを演じたいのと同様アカデミー賞狙えるとかいい人キャンペーンの意味合いもあったのではないかと分析する。

かなり重たい物語なので晴れた日に鑑賞することをオススメ
実話ですか。この人のことは、知らなかったので、興味深く観ました。

ただ、何となく後半は、パッとしなかった印象です。
字幕版を観ました

評価
🎥映像美 ○
🎥オチ ○
🎥音楽 ○
🎥感動 ◎
🎥ストーリー ○
🎥テンポ ○
🎥泣ける △
mii

miiの感想・評価

3.8
「リンカーン」を観た後で
南北戦争に関連する 大好きなマシュー・マコノヒーの作品を鑑賞。
こちらは アメリカ南部が舞台の貧しい農民目線の正義の物語。

黒人奴隷を抱える農場主は兵役を免除されるとは
まるで 彼らの権利を守るために死に行くような戦争であるわけです。
家を守る女たちは 強制的に衣類も食料も徴収される。

ニュートン·ナイト(マシュー・マコノヒー)は亡くなった甥を故郷に連れ帰るために脱走兵となるが
そのような事をした者は縛り首となるために 身を隠さなければならない。

首に鉄の枷を付けている奴隷のモーゼス(マハーシャラ・アリ)らに助けられ
次第に脱走兵達が増えて 共に徒党を組み
搾取し続ける農場主から 生きる糧を守るために反乱を起こします。

自由と平等を求めて 同時期にリンカーンが求めた思想の如く
歴史に埋もれた人物が居た事。

85年後経っても···
ニュートン(彼は黒人女性レイチェルと結婚)の曾孫デイビス·ニュートンが白人女性との婚姻が違法だと裁かれているのです。

ニュートン·ナイトの闘いと共に
奴隷解放宣言が出されても
長い歳月が経っても 不平等が根強く残るアメリカ南部の差別を描いた作品でもあります。

モーゼスの死や KKKに為す術もない無力さに打ちひしがれる場面もあるものの
ひとり脱走してから徐々に仲間が増えていき
女性や子供 立場の弱い者でも 集合体となる事で大きな力となり
今の現状を変えたいという死も厭わない姿は見応えがありました。

家を燃やされても 前に進もうと再建するニュートンと
無実を主張するデイビスが重なるラスト。
対照的に 涙を流す事しか出来なかった奴隷たちの長い哀しみを歌ったエンドロールが
より一層 余韻に残るものでした。
つい150年ほど前か。
日本なら江戸末期。

ミシシッピら辺は行ったことある。
ちくわ

ちくわの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

最初1時間くらいはキラキラヒーローの話かな、と思いきやどんどん歴史教材のような感じに。
最初の決起盛んな雰囲気から比べるとラストへ向けてはちょっと尻つぼみな感じになるのは否めない。
まあ、実話とはそんなもんか。
だいぶフィクションもあるようだけど。

私はキラキラヒーローよりはこの感じの方が好きだけど、土台の知識が薄いから映像を見て、その後ちょくちょく出るテロップを理解していくのが結構大変だった。

もっとたくさんの人が見るべき映画と思うけど、この作りがアダになってる感はあるかな。
けど、脚色しまくりのヒーロー映画で伝えてもなー、という気もするしね。

奴隷解放されても結局は上っ面だけの法律で、KKKなんかも出てきて、中身は何も変わってなかったんだろうな。
むしろ、もっと悲惨な状況だったのかもな。
南北戦争の時代、南軍から脱走して反乱を指揮した実在の人物ニュートン・ナイト(マシュー・マコノヒー)の話です。
マハーシャラ・アリが助演で出ていますが、この人が演じる役は架空の人物です。他にもいろいろ映画用の脚色はあります。
白人女性との結婚が有罪判決(結局、州最高裁で無罪)を受けるニュートン・ナイトのひ孫のエピソードは実話です。

南北の戦争、南軍内での反乱、反乱軍内での確執、北軍の傍観。みんな仲良く! なんか無理な話です。

南北戦争が終わっても、奴隷制度を禁止する憲法修正条項を骨抜きにする州もありました。白人の意識もなかなか変わらなかったり、逆に例の白い三角△覆面の過激派勢力が拡大したりします。
盛り沢山です。

今でも根深く遺恨が残ってたりするんでしょうね。この国がよく分裂せずに存続できていることに感心します。
aya

ayaの感想・評価

2.6
変にエンタメに振らず良い雰囲気。ただ自分の知識不足に加えてテロップでの情報もあってついていくのに必死だった。長さもあるし、たくさんの人の目に触れづらい気がしたのは残念。
ニュートン・ナイトのような人がもっといても良かったはずなのにと思ってしまうけど、それは今日本人として生きているから思えることだな。
当たり前のことを、命をかけて主張してきた人たちがいるのに、150年程経ってもまだ続いているなんてなぁとまたいつもの虚しい気持ちになった。
けー

けーの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人間が人間として普通に生きることがこんなにも命がけで大変なことだったんだ...

と、まず自分の無知さ加減に愕然とする。

未だに尾を引いて諍いの元になっていることも多々あると考えれば、これまでどれほどの辛酸をなめながら“権利”を獲得してきたのだろうと思うと、こうべを垂れる思いしかない。
 アメリカという国を知る上でもとても手がかりになる映画だった。共和党、民主党、銃についてなどなど自分が誤解していたと思うことや、腑に落ちたこと。逆にどういうことだろうと疑問に思うことなど色々刺激をうけた。

とても上質な歴史の授業を受けたような、いろいろと考えるきっかけをくれた映画だったと思う。ほんとうにあっという間なので、贅沢なのはわかっているが、もっともっとじっくりたっぷり見たいと思った。
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