1950年代、仕事を求めてアイルランドからアメリカ・ブルックリンに渡った女性エイリッシュの物語。
移民の話は好きなんですよね。戦前、日本人もアメリカ大陸などにたくさんの人が移住しています。移民先で孤独と疎外感に襲われながら何かを獲得しようと奮闘する姿が好きなのです。
エイリッシュもブルックリンで頑張ります。昼間はデパートで働き、夜は大学で簿記を学びます。
注目すべきはエイリッシュの服装です。とってもおしゃれ。
そして、アイルランドの田舎者が移民先のニューヨークの洗練された市民になっていく過程を服装で表しています。また、祖国やそこにいる家族やその思い出、移民先の友や恋人、生活に対する想いを表現しているようにも思えました。
1人の女性の青春物語のようにも映りますが、移民という視点で観ると面白いのではないかと思います。