Masataka

ゴースト・イン・ザ・シェルのMasatakaのレビュー・感想・評価

3.4
士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」をアニメ化した押井守の映画「ゴーストインザシェル」を実写化した映画がこの「ゴーストインザシェル」。
つまり原作や神山版シリーズではなく、あくまで押井守の映画をベースに実写化している。ストーリーは変えているけれど押井守版映画と全く同じシーンが出てくるあたり、特に水辺での戦闘シーンなどはよく出来てはいるけどもそれならわざわざ実写化する意味はあるのだろうかという気もする。だから欲を言えば、神山版がそうだったように、新たな攻殻機動隊を見せて欲しかった。
ただ単体の映画として観ると、ブレードランナー、マトリックス、トータルリコール、ターミネーター…多くの革新的なSF映画が下敷きにあって、そこに日本のアニメーション的な雰囲気が合わさったオリエンタルな世界観となっていたのは良かった。そして終盤、バトーが少佐に問いかけた言葉でまさかの「君の名は」。
あと、ホログラム広告に「イノセンス」があったり、建物の名前が「アヴァロン」だったりなんか微妙な小ネタもある。折角ならどっかにうる星やつらのラムちゃんを出してくれれば良かったのに。
少佐が乗ってるバイクはホンダ製でした。
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