醜態を動画サイトに流された高校生の自殺事件、その瞬間は今もネット上に存在し続けている……
自殺者を知る5人の仲良し同級生が陥るビデオ通話の、そして友情の異変。
『アンフレンデッド ダークウェブ』を観ようと思い、一度観たことのある本作を再度鑑賞。
全編主人公のPC画面上とか、Skypeのようなビデオ通話視点といった、近年多数作られるようになった形式のホラーだが、異変範囲と画面のミニマムさを割りきり、その中で最大限に見せようとするホラー描写、エグめの群像劇は、さすがブラムハウスブランド。
ほぼ一人芝居に近い環境の撮影の中、典型的なティーン達が、善人は善人らしく、悪ガキは悪ガキらしく、姑息な者は姑息な者らしく、ギークはギークらしく追い詰められ、対策を講じ、極限に陥れられる演技は迫真で、恐怖に勝る居心地悪さを感じられる。
海外映画の日本での宣伝のクソさには常日頃不快感があり書いてきたが、本作も日本オリジナルなのか何なのか、このサムネイルとは別の検索窓のタイプのポスターヴィジュアルは「この映画の怖さの種類を分かってやってるのか？」と思うくらいセンス無いと感じたのでダメでした。
