牧歌的なタイトルだけど・・・
ジョージア(旧グルジア)とエストニアの合作の戦争映画
ジョージア西部、アブハジア、1992年、ソ連崩壊後ジョージアは独立、自治権を失うことを恐れアブハジア自治政府も独立宣言したが、ジョージアと戦争になる
・・・そのアブハジアには100年前からエストニア移民がいたが、開戦後続々帰還。少数が残る中での物語
(「帰る」という表現になってたけど、100年経ったらみんなアブハジア生まれで「帰る」感覚でもないだろうね・・・)
地域に3人だけ残るエストニア人は、ミカン農家と、ミカンの木箱を作る老人と医者
老人の顔 が味があっていいですね
地域で戦闘があり、傷を負った兵士2人が老人の家に助けられる。
1人はアブハジア側の傭兵、チェチェン人。
1人はジョージア人。
どちらも最初は瀕死だが、治療を受けて徐々に回復
呉越同舟で一触即発だが、老人が「うちにいる間は手を出すな」と、いさかいを制する・・・
隣のミカン農家を含めて、ほぼ4人で展開していく物語
基本敵対しながらもじんわりと交流も生まれる2人の兵士
さてどういうところに着地していくのか思っていたら・・・
最後に現れる人たち、これが誰なのかが、残念ながらよくわからず展開をよく飲み込めませんでした
実際、あらすじをネタバレしているサイトでも全然違う解釈に分かれていて、それはおかしくない?というのもあり、英語のwikipediaでそっちだろうな・・・と納得した次第
なるほど、と思うのですが、それはやはり映画の中で飲み込みたかったな~と
それならもっと高評価でした
紛争自体あるのは知ってましたが、詳しく知るきっかけになったのは良かったですし、「敵対関係」も状況によって変わっていくあたり、興味深い所でした
劇場では同時上映してたというもう1本のアブハジア映画「とうもろこしの島」も観てみたいかな~