rosechocolat

A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒーのrosechocolatのレビュー・感想・評価

3.9
およそありとあらゆる種類の、タイプのコーヒーが飲める日本。自分が普段飲んでいるコーヒーが一体どのようなクオリティのものなのか、深く考えないことも多いかもしれないが、もし自分はコーヒーが好きという自覚があるのなら、本作を観て損はない。

消費者がいれば生産者がいるという当たり前のこと、そこをつぶさに見せてくれる。
そしてその二者の仲介役がコーヒー店でありコーヒーチェーン。しかしながらどんなコーヒーを目指すか、コンセプトが違えばコーヒーも全く変わる。選ぶのは我々だが、何を持ってしてその人が考えるコーヒーなのか、飲む側もこの意識づけが必要なことを認識させられる。もちろん生産者に対してのリスペクトも含めて。

コーヒーの生産とはなかなか結びつかない我が日本に伝わる、「もの作りに対しての美学」、そこが買われていたことは非常に誇れること。この映画で紹介されているお店がもし近くにあるなら足を運びたくなる。そしてコーヒーをゆっくりと味わいたくなる。
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