もやし

ノック・ノックのもやしのレビュー・感想・評価

ノック・ノック(2015年製作の映画)
5.0
最近色んなジャンルの映画に対してたまらないほどの探求心が湧いてきてしまったので、しばらくの間頻繁にレビューします。めんどくさかったら余裕でスルーしちゃってください。


この映画もテリファーと同じく有名な悪趣味娯楽作の一本ですよね。昔はこういうジャンルは見向きもしなかったけど、最近はその良さに気付き始めました。

あらすじだと絵に書いたような幸せな家庭で、夫であるキアヌ・リーブスは仕事が忙しくて妻と子供達だけで旅行に行って、その間の夜にずぶ濡れの2人の若い美女(個人的には好みではない)が大変そうだったので家に引き入れるとそこから悪夢の始まりが…
って書いてあるんだけど、具体的に悪夢って何? 縛りつけられて身体に拷問でもするのか?と全くイメージが湧きませんでした。
でもそんなことはなかった。そしてグロシーン一切なしという意外性。


家に入れてもらった女子も最初はめっちゃ謙虚だったのに徐々に横柄に、下品になっていくんだけど、その脚本が絶妙に良かった。態度とか言動とか。

そして何だかんだで3Pすることに…笑

そして朝起きたら部屋は目茶苦茶に…

出て行け!と連呼しても全く出て行ってくれない。殴ったら犯罪になるのでそれもできない。
最終手段の、警察に通報するぞという決め文句も、昨日私達とセックスしたという事実は大丈夫? 警察はどう見るかな?と一蹴。

そこからはもう何もできない。ただただ、全てが悪化していくのを見るだけ。もう本当にただただ助けてほしいという一心で警察に通報しようとするも時すでに遅し…

キアヌ・リーブスがただただ情けない様になっていくのを観察する映画。男ってやっぱり根は情けないというのを突きつけられてるよう。

まあでも、あそこまで酷い有り様であったら、もしかしたら奥さんもキアヌ・リーブスの言うことを信じてくれる、かも…?


一番の疑問なんだけど、あの女子達は何が楽しくてあんなことしたんだろうね? 全く楽しいと思えないんですけど。いわゆるサイコパスってやつなのかな。愉快犯というか。そうじゃないと説明がつかない。
もやし

もやし