トムトム

スター・ウォーズ/最後のジェダイのトムトムのレビュー・感想・評価

4.5
すでに年末の風物詩となっているスターウォーズシリーズを鑑賞する為に仕事は若い子達に「お前たちが超える為に私がいるのだ。」と任して映画館へ。

前作で初登場した魅力的な新キャラ達の成長と彼らへのバトンタッチが描かれている。それはまるでルーカスの手から「スターウォーズ」がディズニーの手へとバトンタッチされたかのようで感慨深くもあり寂しくもある。
EP7ではエモい馬面としか思わずあまり魅力的ではなかったカイロ・レンがアダム・ドライバーがこの2年で大好きになった為に魅力的に見えた。

意外にも新キャラの魅力で引っ張ったEP7とはうって変わり今作の白眉は何と言ってもルーク・スカイウォーカー。
R2との再会での笑顔やその後のR2の反則的な行動。
ルークと偉大なマスターとの語らい。
敵の前に1人立つルーク。
どのシーンも号泣必死。

その反面、反乱軍とファーストオーダーとの追いかけっこやカジノ惑星での御都合主義的な展開などは結構退屈だった。

カイロ・レンとハックス将軍のお笑いコンビは愛らしい。

お約束を無くして古き書物を読んでも仕方がないから焼き払い新しいディズニースターウォーズがこれから始まるのが楽しみでもあり焼き払われた側として寂しくもあります。

さらりと描いたラストのまさに新たな希望というべき感動的なショットは素晴らしかった。
トムトム

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