このレビューはネタバレを含みます
今年は「最後の✖️✖️」とタイトル付けされた映画がやたら多い年です。本作「最後のジェダイ」はその大トリに当たりますが前作JJエイブラムス監督のep7よりも純粋な面白さは勝っていたように思います。JJエイブラムスは一体何のコネがあるのか、大作の続編やリメイクばかり作ってますが、彼が携わるとまるで呪いがかかっている様に途端につまらなくなりますね。「LOST」の面白さは神懸かっていましたけどね。
なるほど、ep8は帝国サイドの話だから帝国側のキャラがこんなに魅力的に描かれていたのかと。父親殺しのカイロ・レン、今度はファースト・オーダーのボスであるスノークをあっさりと殺してしまいましたが……このスノーク、文字通り脇が甘すぎて何のために出て来たのかよく分からないキャラクターじゃないですかね? 念力が使えたからシスっぽいけど「考えが読める」なんて言ってる先から脇に置いてあるライトセーバーのスイッチを入れられるとかどんだけ脇が甘いんだよと。
でもスノークがep9まで延々と出てきても
それこそep6の焼き直しみたいになってしまうから意外性があって良かったかもしれない。
また新シリーズに入ってからは帝国サイドのメカが今風にリファインされたデザインでとてつもなく格好良くなっているのが個人的には嬉しい限り。個人的にはあまり好きなデザインではなかったタイファイターやミレニアムファルコンがやたら格好良く描かれているのが継承されていたし、黒いAT-STやAT-ATが凄く良い感じにリファインされていてep5冒頭でのホス攻防戦を思い起こさせるノリで大変素晴らしかったですね。
ジェダイマスターとして伝説扱いになっていたルークが最後の力を振り絞って生き霊(といって良い?)を飛ばしカイロ・レンと死闘を繰り広げるシーンはかなり魅入られました。麻原彰晃よろしくヨガのポーズで空中浮遊をキメながら生き霊を操っていた絵もナイスでした。ヨガはなんでも出来るンだ‼️
だがローズ、オメーのブタみてーな顔や体型だけはダメだ。外人が好む東洋人の顔はかなり絶望的な人が多いが今回はそれがモロに出ちゃった感じか? カイロ・レンの放った魚雷の誘爆に巻き込まれてあっけなく死んだ Xウイングの女性パイロットをローズ役にすべきでしたな。あんなブーちゃん(失礼!)がフィンとキモいキスをしてもあっさり引くだけでしょう? 少なくとも自分は萎えました。カジノとローズを差し引けば更に印象変わるような気がします。
来年の「ハン・ソロ」も再来年のep9も期待大だけに、ep10以降はJJエイブラムスは一旦離れて今回の監督が続行との事で非常に嬉しみ。