スター・ウォーズ／最後のジェダイの藍の字のネタバレレビュー・内容・結末

正直がっかりを通り越して憤りと困惑を感じている。
伝説のスターウォーズをここから新しく変えるんだ！という意気込みはまぁ伝わりますが、これまでのスターウォーズエピソード(4.5.6.1.2.3)に対するリスペクトが全然感じられない。というより旧三部作と新三部作で主にジェダイが守ってきたものをめちゃくちゃにしている。伝統をぶち壊すことが革新ではないはず。ルークを行き過ぎたギャグテイストで描いているのも単純にむかつく。良くマークハミルも演技したよ。とりあえずスターウォーズの世界観をぶっ壊している。
それにだ。話の内容も滅茶苦茶で、後々になって無駄になる行動が多すぎる。期待だけさせといて全部フイにしている。宇多丸さんが反乱軍が馬鹿ばっかだと言っていたがその通りで馬鹿しかいない。何年戦争やってきているんだという行動しかしてない。フォースの急なチート能力も、レイがジェダイのまともな訓練もしていないのに異様にチートなのもよくわからなかった。レイの両親は結局誰なんだよ。
ここまで愚痴しか述べていないがいい面もあった。デザインの面では前回よりも良かったと思う。塩の結晶のシーンは「おっ」となったが、ポケモンのイーブイみたいな宇宙生物だけは許せない。雰囲気と全然違うし、いつからここはポケモンマスターを目指す世界になったんだよ。
カイロ・レンのエピソードもかなりもかなり良かった。カイロ・レンのエピソードのみ説得力があった。フォースで会話するのも面白いし、恋愛展開？って思うほど2人の距離が近くなるのも面白かった。
スターウォーズのユニバース化の限界を見てしまったような気がする。終わりがあるからこそ物語は美しいのだ。