tak

スター・ウォーズ/最後のジェダイのtakのレビュー・感想・評価

3.7
ひと言で感想言うなら、
「フォースってすごい!」
レイアのフォース覚醒!?暴走気味のレイとレン、そしてルークの…。本作でSW劇場デビューするよな若い世代は、豪勢なマジックショーみたいなエンターテイメントに夢中になっちゃうかも。一方でEP4から受け継がれてきた英雄騎士伝説的な部分はどんどん薄れている。EP9はドンパチ中心になっちまわないかが心配なところ。しかし、そうは言ってもSWの世界観はやっぱり他の映画とは違う。そこが貫かれているのは嬉しい。

レジスタンスの脱出劇と若い二人の葛藤にストーリーが絞られているだけに、これまでのシリーズにあったスケール感がやや乏しく感じられるのは仕方ない。帝国対共和国の宇宙戦争じゃないもんね。3時間近い長尺に、かなり盛り気味に怒涛の展開が続く。ラストの地上戦、赤と白の色彩感覚が素晴らしい。

EP7ではまだ抑え気味だったディズニー色が濃くなったとも思える。大活躍するBB-8、ファルコン号に居着いちゃったポケモンみたいな謎の生物、「メリーポピンズ」のチムチムチェリーがBGMに似合いそうな働く少年たち。故キャリー・フィッシャーを最後まで威厳ある役柄にしてくれたことに感謝。これでレイア姫はディズニープリンセスの仲間入りww。そしてヨーダをマペットに戻してくれたのは大歓迎。

フォースのバランスだけでなく、製作側としてはキャストの人種のバランスも配慮が必要な時代なんだろう。アジア系新キャラ、天童よしみ似のローズは今後の活躍が楽しみ。
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