りく

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのりくのレビュー・感想・評価

5.0
映画館で鑑賞したかったけど時機を逸してしまい、待てども待てどもWOWOWで放送してくれないので(地上波では放送してたけど見る気なし)、やっとレンタルして観ることができた。

ネタバレがイヤなのでほとんど情報収集をしてこなかった。

でもたまにチラチラと視界に入ってきていたレビューにあまり好印象なものがなく、特に監督批判のものを幾つか見ていたので、

「J・J・エイブラムス、何かやらかした?」

と不安要素を抱きながら鑑賞したのだけど。

なんだ、普通に面白かったわ。

映画の感想なんて人それぞれ、ってことね。

スター・ウォーズのマニアだと公言しているJ・Jのこと、きっと過去作品ネタも取り入れた集大成にしてきてるんだろうなと予想してたが、その通りだった。

最初の3部作から40年近く経った現代、またハン・ソロの

「I know(知ってるさ)」

が聞けるなんて夢にも思わなかった。あのシーンで世界中のファンが何人泣いたことだろう。俺は泣いた。

レイア役のキャリー・フィッシャーは前作の時点で亡くなっていて、今回はCGなどの人工映像ではなく過去の撮影シーンで残っていたものを駆使した、という情報は知ってた。

実際見ると、合成してる感が少々強かった気もするが、事前情報を知らない人なら「生前に撮影してたんだね、良かった」と思わせてもらえそうな、それなりに自然なシーンになってたように感じる。J・Jのおかげ。

次の3部作がもし制作されたとしても、主人公レイ役のデイジー・リドリーは出演しない意向らしい。

確かにレイの物語はあれで終わりとするのがいい気はする。

ちなみに最後のシーンも、そして最後のセリフも、予想はできてた。実際に映像として見て

「あ、やっぱり(笑)」

とは思ったが、悪い印象は何も無かった。

J・Jがファン目線で作り、ファンにプレゼントした物語。感謝の一言である。

最初のエピソード4から40年以上ずっとリアルタイムで愛してきた身である。これで文句を言ってたらバチが当たる。
りく

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