安堵霊タラコフスキー

異郷生活者たち/The Exiles エグザイルの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

4.2
この初期カサヴェテスのような粗くも自然主義的な映し方、中々に良い。

ところで我ながらよく映画において自然主義的っていうものを好む傾向にあると感じるけど、改めて考えると映る素材の良さをそのまま表出してカット割りで味つけする様がリュミエールの発展系的だから気に入るのだろう。

しかし20世紀中頃のアメリカを生きるネイティブアメリカンの姿を描いたこの作品のタイトルが異郷生活者たちっていうのは、やはり他国みたくなった自国を生きる人々っていう皮肉ということか。