ひでG

国際市場で逢いましょうのひでGのレビュー・感想・評価

国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)
4.0
冒頭に出てきた老け役をしている夫婦、 

そっか、この2人の半生を描く映画なんだな、 

きっと波瀾万丈なんだろうな、

感動的な場面が待っているんだろうな、

これらの予想は全て当たり、しかも遥かにそれらを超えていった!

やっぱり韓国映画恐るべし!

冒頭の老け役、正直、僕は若手俳優がメイクして老けるのはあまり好きではないし、

途中のややオーバーアクションが少し強すぎる点など、気になることがない訳ではないけど、

冒頭すぐの興南での生き別れの
怒涛の迫力と衝撃、

もうあそこで、魂持ってかれちゃっているから、

多少のオーバーな演出など許されてしまう

全てがあの生き別れからスタートする。

青年ドクスのなりふり構わない必死の人生
は、
まるで、朝鮮戦争後の韓国という国の
生き様ともリンクするようだ。

ただ、あの時の父との約束を果たすために
身体を張って、命をかけて、守り抜いていたドクス。

そして、クライマックスのあのシーンには
もう〰泣いた😢 泣いた〰😢

やっぱ、うまいよ、持って生き方が、、、

スタジオと、それを見ている側と、
一度振りがあるから、またさらに盛り上がる。😢

そう、ベタと言えば、そうかもしれないけど、

それをきちんと真摯にやっていくこと、

それまでの積み上げをきちんとしていること

そのカッコつけない誠実な描き方は

最終盤の感動をグーンと深めたのだと思います。

ラストは、もう父親の立場です。

ドクス、よく頑張ったな、
立派だったよ、
父さんは、お前を心から誇りに思うよ😢

韓国の歴史もいろいろ知れたし、それがあって、今の立ち位置があるんだなって、

そんな興味深い一面も兼ね備えた良作でした。

映画にチカラがある、その国の映画に
観客のココロを持っていくだけのイキオイがある、、

そう感じさせられた作品でした。
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