冒頭に出てきた老け役をしている夫婦、
そっか、この2人の半生を描く映画なんだな、
きっと波瀾万丈なんだろうな、
感動的な場面が待っているんだろうな、
これらの予想は全て当たり、しかも遥かにそれらを超えていった!
やっぱり韓国映画恐るべし!
冒頭の老け役、正直、僕は若手俳優がメイクして老けるのはあまり好きではないし、
途中のややオーバーアクションが少し強すぎる点など、気になることがない訳ではないけど、
冒頭すぐの興南での生き別れの
怒涛の迫力と衝撃、
もうあそこで、魂持ってかれちゃっているから、
多少のオーバーな演出など許されてしまう
全てがあの生き別れからスタートする。
青年ドクスのなりふり構わない必死の人生
は、
まるで、朝鮮戦争後の韓国という国の
生き様ともリンクするようだ。
ただ、あの時の父との約束を果たすために
身体を張って、命をかけて、守り抜いていたドクス。
そして、クライマックスのあのシーンには
もう〰泣いた😢 泣いた〰😢
やっぱ、うまいよ、持って生き方が、、、
スタジオと、それを見ている側と、
一度振りがあるから、またさらに盛り上がる。😢
そう、ベタと言えば、そうかもしれないけど、
それをきちんと真摯にやっていくこと、
それまでの積み上げをきちんとしていること
そのカッコつけない誠実な描き方は
最終盤の感動をグーンと深めたのだと思います。
ラストは、もう父親の立場です。
ドクス、よく頑張ったな、
立派だったよ、
父さんは、お前を心から誇りに思うよ😢
韓国の歴史もいろいろ知れたし、それがあって、今の立ち位置があるんだなって、
そんな興味深い一面も兼ね備えた良作でした。
映画にチカラがある、その国の映画に
観客のココロを持っていくだけのイキオイがある、、
そう感じさせられた作品でした。