ちろる

ワタシが私を見つけるまでのちろるのレビュー・感想・評価

ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)
3.7
都会に生きるシングルたち為のニューヨーク版HOW TO映画。
群像劇故に登場人物が多いのでそれぞれの恋愛までの発展が若干粗めではあるけど、恋をしたくてうずうずしてるのに上手くいかない時や、そんなつもりも時間もない時にいい人に出会う運命の皮肉だったり、共感出来るシーンもたくさんあったからこれは是非独身時代に観たかった。
特定の相手を作らないでシングルを謳歌する人、常に恋の相手を探してる人、結婚に焦る人、シングルマザーを目指す人など、登場人物みんなそれぞれおひとりさまならではの少しめんどくさい哲学を持っていて、だけども予想外の出来事ばかりでその哲学たちは揺らぎやすい。
作品の雰囲気はなんとなく「そんな彼なら捨てちゃえば」に似ていてポップなつくりなので何も考えずにドラマ感覚で気軽に楽しめた。
自分が本当にどうしたいのか、どうなりたいのか、大人でも恋や遊び、仕事に忙しくしているうちには見えてこない。
怖くても一回立ち止まって、欲望も理想も何もかも捨てて、思いっきり孤独を体験した時にこそ本当に何が必要なのかその人なりの言葉が見えてくるんだろう。
ニューヨークが舞台ではあるけど、ダコタ ジョンソン演じる主人公が自分とも重なってる性格だったので応援したくなっていた。
恋も大切だけど、友情はもっと大事。
これは絶対。
恋人いるのにSATCとかブリジットジョーンズ観たら危険!って、、、
それちょっとわかる 笑
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