このレビューはネタバレを含みます
公開時以来、エマ・ワトソンを見る為にまた観る。
美女と野獣は、ジャン・コクトー監督のものが私は好きなのだけれど、こちらはやはり、歌があるので、それは良かった。
ベル(エマ・ワトソン)が、野獣(ダン・スティーヴンス)に囚われた父(ケヴィン・クライン)の身代わりになり、そこで、野獣の呪いを解けるかどうか、という話。
最初は、囚われの身だったベルが、野獣のことを理解するうちに段々と惹かれていく所がなかなかだと思う。そして、彼が父を救おうとするベルを自由の身にする所がかえって圧巻だった。
呪いが解けるのに、魔女を出さなくてもいいのでは、と思ったり、人間に戻った従者達の風貌が大げさすぎて嫌だと思ったけれど、ラストは一気に盛り上がる感じだった。
ミュージカルなので、歌に占める割合が大きく、主題歌の“美女と野獣”はエマ・トンプソンのものも、エンド・タイトルに流れるアリアナ・グランテ達のものも、名曲だと思った。
ベルのエマ・ワトソンは、本当に美しかった。ハリー・ポッターシリーズも全編に渡って彼女が良かったけれど、こちらもなかなかだった(2023.5.6)。