すん

美女と野獣のすんのネタバレレビュー・内容・結末

美女と野獣(2017年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

109シネマズ 大阪エキスポシティにて。
IMAX 2D 字幕で。

過度な期待をしないようにしてたのも、
いい映画館でいい映像と音で観たのも功を奏したのかもしれないけど、なんせかなり満足度の高い作品だった。

アニメ版に限りなく忠実に、独自のテイストも交えながら、映像でかなり魅せてくれた。
ただ映像がすごいだけじゃなくて、役者たちの、特にベル役のエマ・ワトソン演技が活きいきと素晴らしかった。

父モーリスもより娘思いのいいキャラクターになっていたし、アニメ版のコミカルさよりも、真面目で暖かさを感じる感動的なポジションを演じていた。


ルミエールもユアン・マクレガーの声なの!?ってくらいコミカルだったし。

あとはジョシュ・ギャッド演じるル・フゥのキャラクター。
LGBTテイストにアレンジされている上に、アニメ版よりも理性的で優しいキャラクターになっていて良かった。
当たり前だけど声がオラフ。


それに、アラン・メンケンの新曲が聴けるというのもいい。
ビーストやベルのバックグラウンドや心情に寄り添って作られた新しい曲がこれまた泣ける…。
既存曲「Belle」も「Gaston」も「Be Our Guest」も「Something There」も「Beauty and the Beast」も「Kill the Beast」も、新たな迫力で心が震える。
特に「Belle」「Something There」「Beauty and the Beast」は涙腺崩壊もの。

アニメ版をまた見返したくなるし、この映画もなんども繰り返し観たいと思わせる魅力が詰まっていて、
どちらが上、とかではないけど完全にアップデートされた感じがある。

実写リメイク、そろそろここらへんでやめておいた方が良いのでは?とすら思う 笑

アニメ版が好きな人でもきちんと向き合える良作になっていると思います。

ほんとに良かった。
すん

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