藍住

美女と野獣の藍住のレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
4.0
原作を遥かにを大きく越えてきたな、と感じた。
元々あった素晴らしい描写を忠実に再現したことと、実写ならではの見せ場をきちんと作ったことがとても大きいと思う。
そして、時代に合った映画へと昇華されていて、とても嬉しくなった。

最初の舞踏会で様々な人種で構成されていたのがとても良いな、と思ったし、ル・フゥのガストンへの気持ちだとか、女装をさせられて嬉しそうに笑う三銃師の一人とか、そういう細かいところまできちんと時代に合わせており、観ていて涙が出てきてしまった。

結局、この映画は私達が住む世界をそのまま投影しているのだと思う。
大衆から外れた人間が変だ変だとああだこうだ言われ、仲間はずれにされる。
まさに私達の世界そのものではないか!
ベルの生き方に背中を押されて、観終えた後はとても清々しい気持ちになった。

ズートピアといい、美女と野獣たいい、最近のディズニー映画は進化し続けていて本当に素晴らしい!
藍住

藍住