けいたん

リトル・ボーイ 小さなボクと戦争のけいたんのレビュー・感想・評価

3.8
第2次世界大戦下のアメリカが舞台。体が小さくいじめられっ子のペッパー。そんなペッパーを元気づけてくれるのはいつもお父さんだった。そんなお父さんが戦争に行ってしまい…

全てをクリア出来たら、願いが叶う(かもしれない)リストを司祭から貰ったペッパー。
お父さんが戻ってくるためならなんでもやるんだ!敵国の日系人ハシモトとだって仲良くなる🔥

渋々のペッパーと迷惑なハシモト。だけど、ペッパーの父を思う心に動かされハシモトはリストクリアに協力する。
ハシモトの誠実さ優しさにふれ、ペッパーはハシモトを好きになる。国を超え、年の差を超えたふたりの友情は見ていて気持ちがよかった。

ペッパーは自分には不思議な力があると信じていて、その力で何度もお父さんを呼び戻そう、戦争を終わらせようとする。念じる時のポーズがまた可愛くて(⁎˃ᴗ˂⁎)

ペッパーには不思議な力はなかったかもしれないけど、彼の純粋さ信じる心にみんな動かされた。ハシモトもお母さんもお兄さんも…。

そして、その信じる力を与えてくれたのはやはりお父さん。「やれると思うか」「やれる!」

原爆が落とされた時のペッパーの町の様子、ジャップという呼び方、見ていて辛かった。
全て戦争のせいなのだ、というセリフを思い出し、その通りだと思う。誰かが悪いわけではない。