カンヌ国際映画祭で大ブーイングを受けたそうですが、そこまでの駄作とは思えませんでした。確かに来年には私の記憶から消えてしまうストーリーかもしれませんが、樹海の中でのサバイバルはあるし、最後にどんでん返しがある、ドラマというよりミステリーでした。
日本人のタクミが自殺をしたい理由や、タクミが英語になぜか流暢であること、日本に特に思い入れがあるとは思えないアーサーがなぜわざわざ青木ヶ原に来たのか、飛行機に野草を持ち込んでいいのか、しかも座席に！(検疫は⁈)などの設定に無理があるからでしょうか。
一つ珍しいと思ったのは、渡辺謙が気弱でメソメソしている役を演じていたことでした。
