リリー

アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たちのリリーのレビュー・感想・評価

3.5
狂気と正気の差は紙一重だと感じました。思い出したくないような経験が一つはある人もいると思うので、それが強烈だと狂気への一線を超えてしまうことがわかります。
精神病院が舞台と言うと、「シャッターアイランド」の方がよく知られているかもしれませんが、この映画には2回どんでん返しがあることが違いです。「シャッターアイランド」の方がより深い悲劇を語っていると思います。1回目のどんでん返しは割合早めに訪れるのですが、2回目は最後の五分くらいで訪れるので、まさか!という思いでした。
サスペンスとホラーの中間のようです。どんでん返しで感じる恐怖と、それと矛盾する美しい映像とが一緒になってより怖い余韻が残りそうです。
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