1つだけ言えることは、「三谷さんの映画だから」として観に行く感覚が薄らぐことでしょう。彼の作品は安泰ではない、ということです。彼が作るTV番組、映画、舞台、どれも固定ファンがいますが、本作は彼が長年に渡り培ってきた信頼を覆すだけの「負のパワー」が残念ながらありました。
まさかとは思いますが、来年の大河の前にちょっと息抜きしたかったから、っていうのが本作を作った理由じゃないよね？ 笑
下ネタも、どうしてもそれ入れたくて入れたんだろうと思いますが、使い方が下手。そしてR12くらいにしておくべきでした。カラフルで楽しそうな予告映像と、人気者が出演してるんで、大人から子どもまで来ちゃうし、また実際私が観た回には小学生がいました。子どもに見せられるギャグじゃない。
そして「あの三谷さんが、こんな程度のものを映画にしちゃうのか・・・」というがっかり感が世間に広まっちゃうのは、ここに出演されてる役者さんからしても残念なんじゃないでしょうか。ベテランや人気ある役者ならともかくも、将来ある人の経歴に傷がつくことだけは避けてほしい。
