大惨事です!!!
前評判の悪さから、めいっぱいハードルを下げて臨みましたが、まだ覚悟が足りなかった…。
一見、三池監督の資質とテラフォーマーズって、ショッキングだったり、バイオレンスなテイストや、その独自性の高い見せ方が合っている気がしませんか?
だけど実際には…全く上手くいってなかったです。
VFXや特殊メイクの悲惨さや、セットの安っぽさのひどい有り様など、大した問題じゃない。
テラフォーマーズとしてもダメだし、普通に映画としての出来が悪いです。映像技術などの問題ではないッス。
展開のダメなところとしては、特殊な世界設定なのに、冒頭の説明が不十分かつ分かりづらい。
で、説明も早々に、その後は、ほぼ全編アクションシーンだけを繋いだ展開。まさかと思うけど…もしかして、マッドマックス的な演出を目指したのかな??
だとしたら、志は買うけど、あまりにも程遠く、足下にも及んでいないですよ…。苦笑 f^_^;
マッドマックスはさ、確かにほぼ全編アクションシーンによって展開しているけど、まずアクション自体の質がとんでもなく高いし、アクションの中にちゃんと段階を踏んだドラマがあるから、エモーショナルで心揺さぶるし、観ているこっちの気持ちが超上がる!!
けど、このテラフォーマーズは、ただ単にアクションシーンを次々に並べているだけ。
序盤で観客を巻き込めず置いてけぼりにしたままだから、いくらアクションシーンが連続して、それが激しくエスカレートして行ったって、そこに何かなんて全く感じないですよ…。
キャストの見た目は、絵面的にもテラフォーマーズしていたし、演技も悪くなかっただけに、残念でしたね。
ハズレの時の、三池監督でした!