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血の贖罪のIPPOのレビュー・感想・評価

血の贖罪(2012年製作の映画)
3.4
マイナーだけど気になっていて遂に鑑賞。
タイトルとジャケットは、少し違和感だったかも…。

レイプ事件の加害者と被害者が、事件の10年後、偶然出会い親しくなっていく。
加害者目線で苦悩を描いた内容。
彼女を知る程に苦悩し、苦しみと反比例して彼女の力になりたいと思う主人公。

とにかく暗いんだけど、ミニシアター系の邦画にもこの手の作品あるよなぁ〜なんて思いながら鑑賞。(最近全然観なくなったけど、割と好きだった懐かしい感じがした)
韓国映画特有の血みどろの復讐劇を期待した方は、さぞ期待外れだったでしょうがこの作品のジャンルは間違いなくヒューマンドラマ。
よう分からんが、色んな映画賞を受賞してるのも納得。
レイプ、救い、贖罪、愛情、神 などなど、難しいテーマを低予算ながらにきちんと整理して仕上げて来たのが伝わります。

さてさて、主演のナム・ヨヌさんとやら、初めて知りました。
深く、かつ掴み所の無い空気が上手いなと思って調べたら、役者は脇役が多く、最近は自ら監督した映画を作ったとか。
あの『新感染』にも出てるとの事ですが、全く思い出せないのが悔しい。
もっと彼の演技を見てみたいなぁ。
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