ドキュメンタリーを勉強中の最中、フレデリックワイズマンと言う方を恥ずかしながら知り、初鑑賞。
誰かのストーリーがあって、目標がありそこに障壁があってゴールに辿り着くという、いわゆるハリウッド映画的な物語では全くなく、とあるボクシングジムのお話。
凄いなと思ったのが、ここの皆さん、ボクシングジム自体が主人公なので、カメラはほぼ空気的な役割を果たす。記録映像に近い感覚というか、ただひたすらにピーピーという音やあらゆるところから、鳴り響くステップ音、パンチの音それがとてつもなく心地良く演出されています。後からSEまで付けたか?というくらい邪魔にもなっておらず後ろで聞こえてくる。
ここではならず者や、太ったおじさん、子持ちのお母さんなどの一般人がメインのジム。なので、同時にボクシングの基礎や地道な練習方法がリング外、リング内で繰り広げられる。
まぁそれが淡々と続くだけなので、それ以上でも以下でもないのですが、、、
求めてたものとギャップがあり過ぎて、少し退屈と感じてしまいました…
この物事が主人公であるという点においては参考になりました。
チェケラー