組織の中で
池井戸さん原作の作品を久々に視聴。
私の中では下町ロケットや半沢直樹やノーサイドゲームなどがかなり好きな作品で楽しみにしてました。
これらに共通してるのは、いわゆるスポ根モノでそれがおじさんたちが主人公でいぶし銀ギラギラの泥臭さがテーマで最後にはとてもスカッとする展開が共通してるのかなと。
主人公は社会や組織からは絶大なる信頼があっても、叩かれても諦めない、でもどこか人間味があって愛されるキャラというのが印象的で、それに付いていく小さい企業や組織が大組織に向かっていくという展開。
さらに、その中でも人間の嫌な部分や社会の闇みたいなのが散りばめられててとても共感のしやすいモノだった。
今回それがなんかめっちゃぬるっとしてたなぁ…という作りだった、、、
まず主人公が受け身だということ。
部下の人から提案されてことで動いていく。中盤以降はそんなことなかったのだが。
人にお願いしたり、自分で解決しようというスタイルがなんか表面的だってなぁ…と思ってしまった。それで上手くいかないみたいな描写が少なかったからかな?
スポ根で大事な仲間というテーマも希薄だった。基本長瀬が動いていて、他のメンバーは会社で報告を待つのみ。さらにその下のメンバーも社長について行きます!みたいな展開はあるがフリがないので全然効いてこない…
そして、敵の会社の1人が正義を貫いて味方につくという展開も醍醐味なのだが、それもぬるっとしていて微妙な感じに、、、
主人公も人間らしさ、いわゆるギャップみたいなのがなくて、残念…
とまぁ、なんか全体的にぬるっとしてしまっていて残念だったなぁーと。
やっぱり池井戸作品はドラマでやるのがベストなのかな!
チェケラ〜