いよいよ後編が公開されるということで、感想を書いてみます。
さて、この映画のストーリーといえば、
昭和天皇の崩御により、わずか7日間で幕を閉じた昭和64年に起こった少女誘拐殺人事件、通称"64ロクヨン"。
犯人の逮捕も出来ず、身代金を奪われたまま未解決事件となっていた…。
時は過ぎ、時効が残り1年となった平成14年、誰もが迷宮入りを覚悟していたこの難事件の捜査に、三上刑事(佐藤浩市)が挑む巨弾ミステリー!
ーーーーという話では、全くありませんでした笑!(◎_◎;)!
上記は、予告編を観て想像していた、おれのロクヨン(^-^)
いやね、確かにロクヨン事件は関係してると言えばしてるんだけど…その捜査は、1ミリも進みません!
だから、前編を観てなくたって問題なし!主にロクヨンの捜査に興味がある方は、安心して後編だけ観に行ってください。
じゃあ、前編で何が描かれているのかというと…それは、事件後、刑事から広報官になった、三上こと佐藤浩市が、県警内で上下関係の板挟みになる、中間管理職って大変だなぁ〜っていうお話なんですよ。
こう書いてしまうと、そんな肩すかしで面白いのかと思うでしょ?
それがね〜、面白いんですよ!社会で暮らしていると、どこにでも多かれ少なかれ上下関係って存在するじゃないですか。
舞台が警察といっても、人間関係に上下があるのは、会社や学校と何ら変わりはないので、もろに自分の実生活とリンクして、妙な現実感があるんですよ。
自分の意思とは合ってなくたって、例え正しくないと分かってることでも、会社や上司の意見を通さないといけないこともある…。
自分の思った通りに出来ることなんて、滅多に無い…。
主人公の三上が、その時取った行動と判断に、思わず自分ならどうするかと考えてしまいました。
また、キャストの演技にも、重厚で素晴らしい映像からも、この映画にかける本気度を感じて、その真剣さに好感を持ちましたよ。
観て損はない。俺は、後編も観に行きます!