怪物が出てくるフィクションレベルの高い作品でありながら、なんとも品の良い作りに出来上がった一本。
水彩画のタッチを生かした独特のストーリーテリングは斬新で、物語の牽引力にとても効果的。話の流れも必然的に感動せざるを得ない順序立てがなされている。
とは言え、、「この作品を好きになりたい！」と言う思いは増すのだけれど、演出や物語の展開、そして子役とその母役の演技などがどことなくピンボケ感や不十分な所が目立ちストーリーの流れ自体に感情移入しきれなかった。
正直に言うと、本編より予告編の方が断然ワクワクしてしまった。
決して嫌いでは無いし、好きでいたいと思える作品だけに残念な感情が残ってしまった。
