「オールワンカット」が宣伝文句であり、確かに「え?!これどうやって撮ってるの?」「こんなセット本当に作ったの?!」と終始驚愕させられる天才の努力と根性が溢れ出した野心作。
しかしその「売り」が逆に大きな仇となっているのも事実。
カメラを止めないと言う緊張感とその撮影、演出、演技の気の遠くなる完成度が、「なんとしても日の出までに伝令を届けないと!」と言う物語の緊張感に圧勝してしまっている。
さらには途中、「あれ?!今カメラ止まったんじゃ…」などと言う気まずいノイズも相当に気になってしまう。
しかし作品としては間違いなく今、最上の観賞環境で観ておくべき作品。
ぜひともIMAXで!