ねこねここねこ

グレートウォールのねこねここねこのネタバレレビュー・内容・結末

グレートウォール(2016年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

60年に1度襲ってくるエイリアンみたいな怪物🧌饕餮と人間が万里の長城で闘う話。

チャン・イーモウらしく色彩豊かで派手なワイヤーアクションも盛りだくさん。
そして一糸乱れぬ太鼓のシーンもなかなか見もの。

それにしても今回はなぜかハリウッドスターのマット・デイモンを迎えての作品。
ウィリアム・デフォーも出てるしね。

ウィリアム(マット・デイモン)
トバール(ペドロ・パスカル)
バラード(ウィリアム・デフォー)
この3人だけがハリウッド陣。

もともと3人ともblack powderが目当てでこの地にやって来たようで、かなり前にやって来てずっと足止めされているバラードに「饕餮との戦いの騒ぎに紛れてblack powderを盗んで逃げよう」と唆されたウィリアムとトバール。しかしウィリアムはリン将軍(ジン・ティエン)率いる禁軍に加勢して饕餮退治をすべきだと主張。
そんなウィリアムに呆れるトバールはバラードとともにblack powderを盗んで逃走。

ウィリアム・デフォーはさすがの演技。良い人なのかと思いきや、コソ泥気質で裏切り者、そして最後はblack powder(黒色火薬)を独り占めしようとして盗賊に襲われてあえなく爆死。こういうせこい役もなぜかすごく似合う😅

一方マット・デイモンは心身ともにナイスガイ。そして弓🏹の腕前はあり得ない程の凄さ。弓の腕前を披露するシーンはチャン・イーモウらしいあり得なさ😆

なぜ饕餮(とうてつ)は60年毎にやって来るんだろうか?しかも脳味噌も進化してるとか、次は絶対負けるよね💦
女王が他の饕餮に信号を送って統率してるようだけど、食事は済ませて来いよ💧
なぜに敵地で戦いの最中に食事するのー?
進化してるんだかしてないんだか。

食事中が攻撃しやすいとか、磁石に弱いとか、わかった時点でなんかもっと対策できないの?とかもあるけど…。

とにかく深いストーリーはなく、ただ単に昔万里の長城のところで60年毎に饕餮というエイリアンもどきの👾ものが襲って来て、迎え撃つ禁軍の美人将軍の元にたまたま西洋から辿り着いたナイスガイな傭兵が助っ人として大活躍。無事に饕餮を殲滅させてめでたしめでたしというファンタジックアクション映画として観るには楽しい作品。
「ミッドナイトスワン」の後に観たから、難しいのはちょっと勘弁してって感じでこれをチョイス。
万里の長城って宇宙から地球🌏を見た時に唯一見える建造物だというからこんなとてつもないものを作った昔の人は凄いよね。中国人は見てないとすぐ怠けるのによく作れたね😅