ちくわ

美しい都市のちくわのネタバレレビュー・内容・結末

美しい都市(2004年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2作目でコレだもの、才能の塊。
もちろん荒削りな部分はあるけれど、たった100分にこれだけのエピソードを澱みなく入れ込み、さりげなく問題提起する。
そしてちゃんと映画としても面白いのが素晴らしい。
ダラダラとやたら長くてつまんない映画作ってる方々、これ見て勉強して欲しいわw
何を残して何を削ぎ落とすかの取捨選択が上手い監督なんだろうか。

始まって15分くらいで話の輪郭が見えてくるとぐっと面白くなって、そこからはあっという間に引き込まれる。

がんじがらめ、という言葉がピッタリあてはまる。
司法が宗教の影響を受けまくり、報復OKなのも「目には目を」からだろう。
ならばそれを貫けばいいのにお金を絡ませるからややこしいことになる。
そこに貧困、男尊女卑も合わさりどん詰まり。

そして状況下、神は何も導いてくれていない。
それが全ての答えだと私は思う。
ちくわ

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