せんぷうき

ワンダーウーマンのせんぷうきのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.3
DCEUはこれまでの3作が今ひとつだったが、本作は封切り後に比較的好意的なレビューが多かったので少し期待していた。結論から言うと、DCEUの作品の中ではこれまでで一番良かったが、期待には及ばずといったところ。

アクションはよく言えばダイナミックなのだが、光る鞭は安っぽいし、動きがオーバーだし、やっぱり大味に感じてしまう。ダイアナがいた島にいるアマゾネスの女戦士たちもドイツ兵に撃たれてやられてしまうので特別な力を持ってる訳でもなさそうだし、変なガスを吸い込んだドイツ軍の将校(?)はどう変わったんだか思い出せず...出てくるキャラクターにも何だかあまり魅力を感じない。

そして、色んなところが「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」に似てる気がする。
・時代設定は多少前後するが大戦中で敵はドイツ軍(まぁ、これは良くある設定)
・クリスがスティーブを演じる(C・パインのS・トレバー、C・エバンスのS・ロジャース)...しかも共にキャプテン(大尉)
・スティーブが本隊の援護を得られず少数精鋭部隊を編成して敵地に乗り込む
・敵の科学者が大量殺戮兵器を作って飛行機に搭載して飛び立つ
・スティーブが飛行機に潜入し、最後は自らを犠牲にして飛行機ごと兵器を破壊する
・ワンダーウーマンもキャプテン・アメリカも円形の盾を持つ

この後の「ジャスティス・リーグ」もどうなのかな....DCEUの作品群は自分には合わないのではないかとも思えてしまう。まぁ色々とディスってしまったが、自分の知人はこの映画を大絶賛していたので、観る人によってツボが違うという事なのかと。
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